フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300に謎情報が展開される。「納期4年待ち」「発売受注1.8万台」「オーダーのほとんどがオプションを付けない」

何がどうなって「納期4年待ち」という謎情報が展開されたのか?

さてさて、2021年8月1日に発表/同年8月2日に発売予定となっている、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)ですが、このモデルが発売前からあまりにも人気がありすぎて、同年7月14日~8月1日まで受注一旦停止という状態になっています。

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また発売前の先行予約数も約2.2万台という台数にまで跳ね上がり、トヨタが当初予定していた月産台数 約600台(2021年8月~2022年3月の8か月間で5,000台生産)に換算すると「最大 約3年」という計算になってしまいますが、現在トヨタは受注停止期間中に先行予約者の精査に加え、約600台→約2,000台へと増産を計画するために一旦受注停止としています。

こうした動きが進められているなか、国内カーメディアのWEB CARTOPが謎の情報を展開しています。

一体どのような情報なのか?早速チェックしていきましょう。


「納期4年待ち」「発売前受注数は1.8万台」という謎情報

今回この情報を展開している国内カーメディアWEB CARTOPの情報を見ていくと、サブ見出しから「ヴェゼルやジムニーの比じゃない納期の長さ!」と記載されています。

これはSEO対策も含まれていると思いますが、ホンダ新型ヴェゼル(Honda New Vezel)の納期が極端に長いのは、特別グレードのe:HEV PLaYで、専用パノラマルーフや唯一の2トーンカラーを採用しているために製造工程が複雑化していることから、月産台数が他のグレードに比べて約300台と少ないので、約1年という納期回答が出ています(他のグレードは4か月程度)。

そしてスズキ・ジムニー(Suzuki Jimny)に関しては、元々の当初の月産台数が少ない(軽自動車ジムニーは月産 約1,000台/ジムニーシエラは月産 約100台)ことから、一時期納期3年以上とも言われたものの、現在は増産体制などの影響もあり、何とか納期も1年以内となっています。

しかしながら、これらも半導体の供給不足も影響して納期遅れや月産台数を少なくするなど、各メーカーしのぎを削って生産に取り掛かっている状態なので、どうしても長納期化してしまうのは仕方ない所。

発売前の情報や納期回答はあくまでも予定であり、確定したものではない

そして今回最も注目すべき新型ランドクルーザー300の納期について、これに関しては先述にもある通り、先行予約数が2.2万台に到達し、月産台数が約600台というなかで、なぜ「納期4年待ち」という極端な数値が記載されたのか?ということ。

これはいくつか理由があると考えられ、一つは「発売前なので正確な数値を回答することができず、単純計算で見積もったとしても、半導体の供給不足が影響して更に納期が延びる恐れがあるから」という理由で、敢えて+1年と長めの納期に設定したのでは?と推測。

そしてもう一つは「他が記載していないことを理由に、敢えて極端に長い納期を記載することで注目を集められるから」というのも考えられるかもしれません。

特に後者に関しては、まだ発売前で正確な納期回答が得られない(実際のところ、ディーラーからの正式な納期回答は「納期未定」以外返ってこない)ので、ある意味自由な情報を記載できるというのもありますが、こうすることでカーメディア特有の注目の集め方を上手く活用しているのでは?とも考えられそう。

最もオーダーが多いのは「オプションを付けないモデル?」「最悪の場合5年納期」という記載も?気になる続きは以下の次のページにてチェック!