【限定僅か10台のみ!】フェラーリはF40/F50だけでなくF60も製造していた!北米限定で販売されたF60アメリカが競売へ→予想落札価格は5億円?
アメリカでしか販売されなかった超希少な限定モデル
フェラーリのスペチアーレモデルといえば、ラ・フェラーリ(LaFerrari)やエンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)、F40/F50などが存在しますが、実はこれらのモデル以外にも、F60という特殊なモデルが販売されていたことをご存じでしょうか?
正確にはF60アメリカ(Ferrari F60 America)と呼ばれるこのモデルは、世界限定…ではなくアメリカ限定10台のみ販売された非常に希少なオープンモデルで、日本限定10台のみ販売されたJ50のような立ち位置になります。
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そんな超希少モデルのF60アメリカが、2021年8月に開催のRMサザビーズオークションにて出品されるとのことで、一体どのようなモデルで、どれほどの価値を持つのか?早速チェックしていきましょう。
F60アメリカはF12ベルリネッタをベースにしたオープントップモデル
こちらが今回、RMサザビーズオークションにて出品されるF60アメリカ(2016年式)。
見た目からしてF12ベルリネッタ(F12 berlinetta)と488GTBを足して2で割ったような顔つきになっていますが、厳密にはF12ベルリネッタがベースになっていて、しかしフロントからリヤにかけてのパネルやインテリアは全てF60アメリカ用に作り替えられています。
パワートレインは排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力740hpを発揮するとのことで、基本スペックはF12ベルリネッタと同じになりつつ、オープンモデルにすることで開放感を提供。
ちなみにこのモデル、2014年10月にフェラーリのアメリカ進出60周年を記念して発表された特別モデルとのことで、基本的にはアメリカのVIP顧客のみに割り振りされた専用モデルですが、案の定アメリカ以外の顧客も望んでいたモデルだそうで、新車価格よりも高値で取引されたこともあっとか…(実際のデリバリーは2016年よりスタート)
見た目としては275GTB/4NARTスパイダーからインスピレーションを受けているとのことで、ここにF12ベルリネッタの要素を加えることにより、過去と現代を組み合わせたレトロフューチャーな一台へと仕上げられています。
ちなみにボディカラーはブルー・ナート(Blu Nart)と呼ばれるレトロなカラーリングで、これにマッチするよう1960年代にフェラーリにて見られたエッグクレートグリルやダックテールスポイラー、シートバックのロールフープを採用することでモダンな印象を敢えています。
ブルーのボディカラーだけでなく、フロントフードからリヤスポイラーにかけて特別なストライプアクセントを追加しているところもF60アメリカならでは。
車内は運転席と助手席でカラーが異なる
内装も見ていくと何やら凄いことに…
もちろんロールバーも新しく設けられ、シートはドライバー側がレッド、助手席側がブラックとデュアルトーンに仕上げられているのも特徴的。
コックピット周りも見ていくと、メーターパネルやダッシュボードの一部もF12ベルリネッタから変更されて特別なものに仕上げられています。
インパネ部分のワインレッドカーボンパネルもF60アメリカならではで、ブラックの本革トリムにレッドのカラードステッチを縫合するところもフェラーリらしいところ。
ちなみに走行距離は3,388km(2,105マイル)とほとんど走られていませんが、おそらくF60アメリカの中でも「結構走られている」方だと思います。
星条旗を用いたシートはF60アメリカの大きな特徴の一つ
ちなみにシートのセンターストライプ部分には、アメリカの国旗を意味する星条旗が用いられ、この辺りはアメリカ限定モデルを象徴するポイントでもありますね。
ハードトップルーフはもちろんカーボンファイバパネルですが、ラ・フェラーリ・アペルタのようにカーボンルーフだけで約400万円ということも十分に考えられそう。
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気になる予想落札価格はいくら?
最後に気になるF60アメリカの予想落札価格ですが、元々新車価格は約3.7億円と超高額だったので、約3.8億円~約5億円と予想されています。
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Reference:CARSCOOPS