中国専売モデルのマイナーチェンジ版・ビュイック新型GL8アベニールにマイルドハイブリッドを設定!やはり競合モデルはレクサスLM300hになるようだ

実は”シレッ”とエクステリアも一部変更して商品力をアップしているようだ

アメリカ企業GM傘下にあたるビュイックが、中国市場専売モデルとなるミニバン・GL8アベニール(Buick New GL8 Avenir)をマイナーチェンジし、さりげなく内外装デザインをリフレッシュし、更にマイルドハイブリッド技術を搭載して2021年7月24日より発売スタートしました。

今回のマイナーチェンジにより、2022年モデルとして販売される新型GL8アベニールですが、これまでのイメージカラーはブルー系でしたが、やはり中国ユーザーからの熱いリクエストにより、パールホワイト系のボディカラーを追加したとのこと。

一体どのような内外装デザインとなり、どのようなモデルが競合(ライバル)になるのか、早速チェックしていきましょう。


小変更ながらもフロントマスクの縦型フレームは廃止にしたようだ

こちらが今回、発表・発売されたマイナーチェンジ版・新型GL8アベニールのエクステリア。

パッと見ではどこがどのように変化したのかわかりづらいものの、フロントロアグリル周りのデザインや形状が変更されています。

こちらがマイナーチェンジ前のGL8アベニール。

縦型基調のクロームアクセントが何とも印象的で、フロントグリル周りはマツダのシグネチャーウィングをイメージさせるものが有りますが、大きく変化したのはフロントロアグリル周り。

個人的には、フロントヘッドライトを縁取るシグネチャーウィング風のグリルフレームが「マツダから何か言われるんじゃなかろうか…」と気になっていたものの、特にこれといった指摘は無かったようですね。

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内装は豪華絢爛で中国の富裕層向けにピッタリ

続いて内装をチェックしていきましょう。

やはり中国のラグジュアリーミニバンということもあり、シートレイアウトは2列4人乗りや3列6人乗り、そして3列7人乗りの3種類がラインナップされるそうですが、上のように3列6人乗り仕様で、ボルドーレッド/ジェイドホワイトのカラーコンボは豪華さが際立ち、質感もかなり高そう。

なお装備面においては、3列目に充電用USBポートや読書灯が標準装備されるとのこと。

ちなみに上の画像の2列4人乗りの最上級グレードを選択すると、厚み13mmほどの豪華パイルカーペットが標準装備となるそうで、車内にアクセスしての満足度の高さも得られるのではないかと予想されます。

運転席周りはこんな感じ。

やはり競合モデルがレクサスのフラッグシップミニバンとなるLM300h/LM350ともなると、先進性には相当に力を入れていると思われ、インストルメントクラスターとナビゲーションディスプレイは一枚モノで統合されているように見えますね。

この他、eConnectインフォテイメントシステムは最新バージョンにアップデートされ、更にUIデザインと3Dグラフィックを備えるコネクトナビゲーションシステムなどを標準装備。

マイルドハイブリッド採用でガソリンモデルに比べて+6%燃費を向上

そして今回のマイナーチェンジで最も重要なポイントがパワートレイン。

エンジンは排気量2.0L 直列4気筒エンジン+48Vの電気モーター+48Vのバッテリーシステムをパワーマネジメントモジュールに採用することで、回生ブレーキなどを駆使し燃費を6%向上するとのこと(トランスミッションは9速ATのみ)。

競合モデルはレクサスLM300h

なお参考までに、中国市場にて販売されているレクサスLMは、排気量2.5L 直列4気筒エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムのLM300hと、排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジンのLM350の2種類。

今回のマイナーチェンジ版・新型GL8アベニールは、ハイブリッド仕様のLM300hと直接的なライバルになると言われています。

最後に、新型GL8アベニールの価格帯ですが、全3グレード準備され約747万円~約911万円(67,572ドル~82,428ドル)にて販売されるとのことで、既に2021年7月24日から注文を受け付けているそうです。

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Reference:motor1.com