【インテリア(内装)編】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300の実車を見てきた!車内の使い勝手は?後席のスペースや足元は広い?狭い?

エクステリアの評価はかなり高かった新型ランクル300、インテリア(内装)の評価はどうだ?

さてさて、2021年8月2日に発表・発売されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)ですが、先ほどはエクステリア(外装)をメインとしたインプレッション記事をご紹介しました

▽▼▽新型ランドクルーザー300のエクステリア編はコチラ!▽▼▽

今回はインテリア(内装)をメインにインプレッションしていきたいと思いますが、前回のブログでもお伝えの通り、お客さんもかなり多かったために限られた時間での撮影、そしてメーター類やナビゲーションディスプレイをチェックすることはできませんでした。

そのため、今回のインテリア編のインプレッションは座り心地や車内の広さ・狭さ、そして質感などをメインに見ていきたいと思います。


新型ランドクルーザー300の運転席周りを見ていこう

それでは早速、新型ランドクルーザー300の内装を見ていきましょう。

グレードはエクステリア編と同じガソリンZX(4WD)で、内装は本革ブラック、オーナメントパネルはウッド調に設定されています。

運転席用のドアを開けてみると、内ドア部分にはシボ調のハードプラスチックやウッド調のオーナメントパネル、アームレスト部分やパワーウィンドウ周りに合成皮革トリム、そしてパワーウィンドウ周りの枠はピアノブラックを設けるなど、素材の使い分けがしっかりとしていて、トヨタで繁的に見られる「チープさ」というのはほとんど無し。

パワーウィンドウレバーの先端はメッキ加飾が施され、更にピアノブラックのオーナメントパネル周りにはサテンメッキを加飾するなど、この辺りの細かな工夫も新型ランドクルーザー300だからこそなのかもしれません。

運転席周りはこんな感じ。

まだ展示されたばかりということもあり、透明のビニールカバーに覆われている状態ですが、ブラックの本革シートの手触りや座り心地は新型ハリアー(New Harrier)に近く、程よいカタさでありながらも、実際に座った時のホールド感やタイトさも中々に良い感じでした。

なお電動パワーシートレバーには、ハードプラスチックの外表面にピアノブラックの加飾をあしらうなど、この辺りの高級チックに見せる工夫はさすが。

スカッフプレートには”LAND CRUISER”のロゴ付き。

もちろん標準装備。

コックピットはランドクルーザーのコンセプトを反映するために静電式タッチパネルは採用せず

そして運転席周り(コックピット)を見ていきましょう。

ステアリングホイールは本革巻きの3スポークタイプで、メーカーオプション扱いとなる12.3インチのJBLサラウンド付きナビゲーションディスプレイを装備。

いざ実車にて見てみると、一つ一つの装備も中々にデカいですが、フローティングタイプの12.3インチディスプレイは結構スタイリッシュな印象(ちなみにナビゲーションシステムは新型ハリアーと同じで、2画面固定強制なのはちょっと残念)。

実際に運転席から見た時の見晴らしは良い感じで、センターディスプレイが視界の邪魔になることは無かったです。

インパネ周りはこんな感じ。

やはりオフロードSUVということもあり、操作性や実用性を考慮して物理スイッチ(鍵盤スイッチ)やレバー式スイッチを採用するなど、この辺りは新型ランクル300の特性を上手く活かしたレイアウトになっていますね。

なおその下にはCD/DVDデッキも装備されているため、ファミリーカーとして活用できるのもグッド。

海外仕様とは異なる部分も

センターシフト周りはこんな感じ。

前回のブログでもお伝えした通り。中東市場向けの様にシフトブーツ付きシフトノブの隣にはワイヤレスバッテリーチャージャー(スマートフォン充電器)が搭載されず、ラバーマットのようなものが装備。

トヨタディーラー曰く、やはりディーラーオプションでもワイヤレスバッテリーチャージャーの設定は無いとのことで、このあたりはユーザーの意見を取り入れつつ一部改良などにて対応していくのではないかと予想されます。

こちらはセンターコンソールアームレスト。

手前側のプッシュ式スイッチを押すと?

こんな感じでコンソールボックス+小銭入れ等の脱着トレイが装備されますが、メーカーオプションにてクールボックスも準備されるとのことで、おまけにペットボトル6本分収納できるのも有難いところですね。

トヨタ初の指紋認証エンジンスターターはGX以外標準装備

そしてこちらは、トヨタ初となる指紋認証エンジンスタータースイッチ(GXのみメーカーオプション扱いで、それ以外のグレードでは標準装備)。

トヨタとしては不名誉と言わんばかりの盗難率の高さを誇るランドクルーザー/レクサスLXですが、こうした先進機能を搭載することで、盗難被害を一気に減らしてほしいところですね。

こちらの新機能にはかなりの期待が寄せられています。

ダッシュボードは合成皮革でも本革でもないソフトパッドタイプで、ステッチを縫合することで合成皮革トリム風に見せるところはユニーク。

更にヘッドアップディスプレイも装備されています。

お化粧直しのバニティランプ&バニティミラーも全グレード標準装備

こちらはサンバイザー裏側のバニティランプとバニティミラー。

いわゆるお化粧直し用のミラーになりますが、こんな感じでLEDランプが点灯します(助手席も同様)。

運転席周りの物理スイッチ系はこんな感じ。

電動テールゲートスイッチやオートヘッドライトなど、そしてETC2.0もこんな感じで埋め込み搭載となります。

フューエルリッドはアウタープッシュ式ではなく、車内のレバーを引くことで開錠

そしてその下には給油蓋とフロントボンネット開錠レバーを装備。

夜間の給油時の際には引き間違いに注意が必要ですね(頻繁的に使用するものは手前に配置されるケースが多い)。

グローブボックスもチェックしていこう

そしてこちらはグローブボックス。

オープンにするとこんな感じ。

ティッシュボックスも収納可能ですし、ランプも装備されているので、夜間時にもグローブボックス内が見えるのは非常にありがたいところです。

新型ランドクルーザー300の2列目後席の広さはどうだ?トランクルームの広さは?気になる続きは以下の次のページにてチェック!