ポルシェの新型レーシングカー・ミッションRが世界初公開!システム出力1,000馬力超え、次期ケイマンをも示唆する究極のピュアEVスポーツカー?

ポルシェブースにてリークされた”あのモデル”の正体はレーシングカーのダミーだった

2021年9月7日~12日まで開催のドイツ・IAAミュンヘンモーターショー2021にて、ポルシェの最新レーシングカー並びに次期ケイマン(Porsche New Cayman)を示唆する新型ミッションR(New Mission R)が世界初公開されました。

以前、ポルシェの次世代ハイパーカー?と思わしきモデルが公式プレスリリースにてちゃっかりリークされ話題となりましたが、その画像とは異なるデザインで、おそらくはポルシェ側が意図的に公開していたフェイク/ダミー画像だったということに。

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早速今回公開された新型ミッションRの内外装デザインをチェックしていきましょう。


タイカンのデザイン言語をモチーフにしつつ、次期ケイマンをも示唆している?

こちらが今回公開されたポルシェの最新レーシングモデル・ミッションR。

このモデルは、ポルシェ・ワンメイクシリーズチャンピオンシップに参加するカスタマーレーシングチームによって設計された、ツインモーター搭載型の四輪駆動スポーツクーペとなりますが、その見た目はとにかく過激。

フロントの四眼LEDヘッドライトを見ると、既にポルシェがラインナップしているピュアEVスポーツモデル・タイカン(Taycan)っぽくも見え、近未来的でありながらもエクストリームな外観を持つ一台に。

おそらくは2015年にデビューしたミッションEコンセプト(後のタイカン)をモチーフにした派生モデルだと予想されますが、ポルシェのデザイン言語もほぼほぼ固まってきたように感じられます。

スペックは新型ロードゴーイング・ハイブリッドハイパーカーとほぼ同じ

具体的なスペックとしては、900Vバッテリーシステムやフロントモーター429hp/リヤモーター626hpが搭載され(いずれもパワードロップオフを防ぐためにオイル冷却を装備)、これによるシステム総出力は1,073hpにまで到達するとのことで、アストンマーティン・ヴァルキリー(Astonmartin Valkyrie)やマクラーレン・スピードテール(McLaren Speedtail)、メルセデスAMG Oneといったロードゴーイングハイパーカーのスペックとほぼほぼ同じ。

0-100加速が2秒台は当たり前?パフォーマンスで重視されるのはトータルバランスやコーナリング

なお直線性の加速時間としては、0-96km/hの加速時間が僅か2.5秒、最高時速は300km/hにまで到達しますが、昨今のスーパーカー/ハイパーカーは、ほぼこの辺りの数値に落とし込んだパフォーマンスを得ているため、どちらかというと100km/h以降の伸びのある加速性能や、トータルバランスの高さが重要になってくるかもしれません(直線が早くても旋回性やコーナリングが悪ければ意味がない)。

次期ケイマンはタイカンの顔つきとなり、ピュアEVスポーツカーにシフト?

ちなみにこのモデル、最新レーシングモデルを示唆する一台として登場するだけでなく、約25年前にリリースされたボクスターからインスパイアされたヘッドライトデザインを採用していることもあり、おそらくはフルモデルチェンジ版・新型ケイマンのヒントとなるであろうデザインが盛り込まれた一台になることが期待されています。

実際のところ、ポルシェのデザインボスであるミヒャエル・マウアー氏も、「ポルシェは常にプロダクションスポーツカーをベースにモータースポーツモデルを開発している」とも語っていることから、次期ケイマンもこれに似たデザインなる可能性、そしてガソリンモデルではなくピュアEVモデルとなる可能性を示唆しているのかもしれません。

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