カーメディアが日本仕様の日産・新型フェアレディZの価格帯は400万円台後半からと報道。エンジンスペックは405馬力仕様の1本のみに限定されるようだ

日産は「頑張れば手が届くスポーツカー」の伝統を守り、トヨタGRスープラを脅かす存在になるだろう

さてさて、2021年冬頃に発表/2022年3月末頃に発売予定となっている日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, Z34)ですが、このモデルの日本仕様に関する一部情報が展開されているのでご紹介していきたいと思います。

自動車情報誌ベストカーさんの報道によると、日産販売関係者に取材した際、日本仕様のエンジンスペックや価格帯などがある程度判明したとのことで、2022年3月末の発売に向け、今後更なる情報展開が期待されるところ。

ちなみに日本仕様の価格帯はどうなるのか?早速チェックしていきたいと思います。


日本仕様の新型フェアレディZの価格帯は400万円後半~500万円台

早速自動車情報誌ベストカーさんが報道している内容をチェックしていくと、日本仕様の新型フェアレディZの価格帯は400万円台後半~500万円台とのことで、(以前より噂されている)北米市場向けにて販売予定の新型Zの現地価格4万ドル(日本円換算で約440万円)よりも少し高めの設定ではありますが、V型6気筒ツインターボエンジンを搭載するスポーツモデルを500万円未満スタートにするところは流石の一言。

しかもエンジンスペックについては、V37スカイライン400R/インフィニティQ60 Red Sport 400と同じ排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力405ps/最大トルク475Nmの1種類のみで、ダウングレード(300ps仕様)の設定は無いとのこと。

ちなみに新型フェアレディZ最大のライバルになるであろう、トヨタ新型GRスープラ(Toyota New GR Supra)RZで、排気量3.0L B58型直列6気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載し、最高出力387ps/最大トルク500Nmを発揮しますが、価格帯は731.3万円と高額。

GRスープラとの価格差は約200万円…ニッチなスポーツカー市場を盛り上げる重要な一台になるかもしれない

つまりエンジンスペックはほぼ同等クラスでありながらも、価格面では約200万円ほど安価なのが新型フェアレディZということで、この点の商品力の高さと魅力はフェアレディZに軍配が上がりそう。

あとは数値だけではわからない基本性能「走る」「曲がる」「止まる」という点ですが、これについては早期的に試乗できれば比較してみたいところですし、走りの面でも満足度の高い仕上がりであれば、GRスープラを脅かす存在になることは確実(とはいえフェアレディZが試乗車となる可能性は低い)。

GRスープラとフェアレディZとの大きな違いは?

ノンハイブリッド&2ドアスポーツクーペというニッチな市場ではありますが、GRスープラと大きく異なるのは、価格帯だけでなくパドルシフト付9速ATと6速MTがラインナップされるということ。

このご時世に、敢えて6速MTのピュアスポーツモデルを発表してくるのもさすがだとは思いますが、何よりもフェアレディZというブランドイメージを維持すること、昔からのZファンの期待に応えるというスタンスが、今回これだけの注目を集めているのだと思われますし、そう考えると私もこのモデルを前向きに検討せざるを得ませんし、最後のピュアスポーツモデルとなる可能性が高いですからね…

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