納屋にてまたしてもお宝発見!長期間放置されていたフェラーリ308GT4…ボディは錆び、エンジンが無くとも200万円以上の価値はあるようだ【動画有】

今回はちょっと珍しい経緯を持つフェラーリが、納屋にて発見されたようだ

ときどき納屋からとんでもないお宝(スーパーカー/クラシックカー)が発見され、それを競売へと出品すると1億円以上にて落札されることがありますが、今回は30年以上も納屋にて放置されたフェラーリ308GT4が発見され大きな話題に。

しかもこのフェラーリは、30年以上も放置された上にエンジンが搭載されていない不思議なモデルとのことで、修理することはもちろんのこと、自走することも不可能な「鉄の塊」なのですが、そんな個体がオークションに出品されちょっと驚くような値が付いているそうです。

一体どれほどの価値が付いているのか?そしてどれほどのコンディションなのか?早速チェックしていきましょう。


見た目は錆びだらけのコンディションの良くない308GT4

こちらが今回、イギリスの某納屋にて発見されたフェラーリ308GT4のエクステリア。

見る限りボディ全体は土誇りだらけで、ボディサイドやフロント部分は完全に錆びてしまい、コンディションとしては最悪なのがわかります。

ちなみにフェラーリ308GT4は、当初246GTの後継モデルとして誕生し、ディーノ(Dino)ブランド「ディーノ208/308GT4」として販売されたものの、1976年5月以降からは「フェラーリ208/308GT4」に改名されているとのことですが、今回発見されたモデルは1976年式となるため、改名後のモデルとなります。

しかもこのモデル、いくつかの特徴を持っていて、現代のGTC4ルッソのように2+2シーターレイアウトであることや、ピニンファリーナデザインのような優雅で丸みを帯びたものではなく、ベルトーネに在籍していたマルチェロ・ガンディーニ氏よって設計されたこともあって、ディーノの後継とは思えないほどに直線的なデザインを採用した一台でもあります。

コンディションが悪くても、エンジンが搭載されていなくても日本円で200万以上の価値を持つのがフェラーリ

とはいえ、これだけボディ全体が錆びだらけになり、おまけにミドシップにはエンジンが搭載されていないともなると、自走不可な上に「フェラーリとて価値はあるのだろうか?」という疑問もあるものの、腐っても鯛ではありませんが、どうやらコンパクトカー/乗用車が購入できるほどの価値が付いているとのこと。

実際イギリスのオークションサイトeBayに出品され、何とその価値は15,000ポンド(日本円に換算して約225万円)以上、今後更に伸びることが予想されているそうです。

過去にエンジンが搭載されていないランボルギーニが納屋にて発見され、その価値も中々のものだった

実は過去にも、アメリカ・テキサス州の某納屋にて何十年も放置されていたランボルギーニ・ウラッコ(Lamborghini Urraco)が目撃され、しかもこのモデルの所有者がサウジアラビアのタラール・ベン・マンスール王子の個体であることが判明し話題となりました。

エンジンも搭載されておらず自走は不可ですが、やはり世界に僅か791台しか製造されなかった希少モデルなだけあって、その価値は先ほどのフェラーリ308GT4以上となっています。

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ところでどうして「ディーノ308GT4」から「フェラーリ308GT4」に改名されたの?気になる理由は、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!