納屋にてまたしてもお宝発見!長期間放置されていたフェラーリ308GT4…ボディは錆び、エンジンが無くとも200万円以上の価値はあるようだ【動画有】

「ディーノ308GT4」から「フェラーリ308GT4」へと改名されたのは、単純に売れなかったから

引き続きフェラーリ308GT4をチェックしていきましょう。

内装もかなり汚れていて、一部朽ちているところもありますが、そもそもなぜエンジンが搭載されていないのか(外された?)は全くの不明。

なお308GT4は、ちょっと悲しい経歴を持っているそうで、当初ディーノ308GT4として発表され、更に2シーターレイアウトから2+2シーターレイアウトへと変更されたことも影響し、ほとんど売れず、最大市場と言われた北米市場でも在庫を抱えてしまうほど。

そのため、フェラーリ本社から「ディーノのエンブレムだと売れないから、全てフェラーリのエンブレムに付け替えて販売するように」との指示が出たとのことで、このことからディーノ308GT4→フェラーリ308GT4という名称へと変更されたという経緯も。

もちろん、その後も大きな成果を残すことができず、その後に登場するモデルでは308GT4の名称が使われることはなく、フェラーリにとっては苦い思い出なのかもしれません。


それでもディーノのロゴは一部に残されている

メーター下部を見ていくと、フェラーリ308GT4という名称ではありながらも”Dino”のブランドロゴが残されているのも確認できますね。

こればっかりは、どうしても「ディーノ308GT4」から「フェラーリ308GT4」に変更することのできなかったマニアックなポイントでもあります。

なおフェラーリのラインナップモデルでも珍しい不人気車ということもあり、過去にはオフローダー仕様の改造車や、シャコタン&オーバーフェンダー仕様の改造車など、様々な姿へと移り変わる308GT4が目撃されたこともありました。

今回の納屋にて発見された308GT4も例外ではなく、単純に放置されたからというわけではなく、もしかするとV8エンジンを使ったスワップモデルを作るために犠牲になったのでは?という噂もあるようです。

いずれにしても、このような姿であっても約200万円以上の価値を持つのがフェラーリであり、そしてこれを求めるユーザーが存在するのも、フェラーリというブランドだからこそなのかもしれません。

【The MYSTERY of HOW This Ferrari Became the RUSTIEST in the World】

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Reference:CARSCOOPS