遂に来た!ロールスロイス初のピュアEV・新型スペクターの開発車両を初スパイショット!更にフェラーリ新型プロサングエの開発車両も…見た目はローマのSUV版?

新型スペクターはロールスロイスにとっても絶対に失敗できない初のピュアEVモデル

2021年9月末、ロールスロイス初のピュアEVモデルとなる新型スペクター(Rolls-Royce New Spectre)のプロトタイプが世界初公開されましたが、遂に開発車両が初スパイショットされています。

今後内燃機関モデルから電動化へとシフトする予定のロールスロイスですが、同社としては記念すべきピュアEVモデル第一弾で、2ドアクーペのボディスタイルを持つことから、恐らくはレイス(Wraith)の後継版として登場するのではないかと予想されます。

早速初スパイショットされた新型スペクターの開発車両をチェックしていきましょう。


ポップなカモフラージュラッピングで新型スペクターの特徴が中々に見づらい

こちらが今回初スパイショットされた新型スペクターの開発車両。

この日は氷点下で、新型スペクターも一部凍結状態だったそうですが、ボディ全体にはプロトタイプ同様の分厚いカモフラージュラッピングによって偽装され、フロントマスクやリヤデザインが明確にわからないようになっています。

なお新型スペクターのプラットフォームは、BMW i7からの流用ではなく新型ゴースト(New Ghost)/新型ファントム(New Phantom)/カリナン(Cullinan)にも採用のアルミニウム・アーキテクチャーがベースになっているそうで、2017年のファントムで最初に採用されて以降、設計の拡張性と柔軟性があるスペースフレーム構造であることから、汎用性や応用性にも適した技術力を持っているそうです。

あとはドアハンドルの位置をチェックしていくと、フロントフェンダー付近に設けられていることから、後方にドアヒンジを設けたコーチドアが濃厚。

そしてこちらがフロントマスク。

ロールスロイス特有のパルテノングリルは健在で、フロントヘッドライトはスクエア型で角を丸くした先進的なLEDヘッドライトを搭載しているのが確認できますね。

新型スペクターは実質400年以上使用しても問題ないレベルにまで作り上げる模様

リヤビューはこんな感じ。

リヤテールランプは縦型基調&2灯式のようにも見えますが、カモフラージュカバーの一部が被さって2灯式のように見えるだけかもしれません。

なお新型スペクターのパワートレインやパフォーマンスなどは一切明らかになっていませんが、ロールスロイスCEOであるエトヴェシュ氏によれば、「同社の歴史上で最も厳しいテストプログラムを準備」していて、更に「250万kmの走行を予定しており、この距離はロールスロイスを400年以上使用することになる値である。世界のあらゆる場所におもむき、新型車を極限まで追い込む。世界中の道路で試験に臨むテスト車両を目にするだろう。あらゆる状況、あらゆる地形でテストが行なわれ、ロールスロイスを未来へと加速させる」 とコメントしていることから、まさにこの開発車両が徹底的な耐久テストの最中ということになりそうですね。

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