腐っても鯛?納屋にて発見されたフェラーリ308GTSiが競売へ→以前は安価に購入できるモデルだった308も、今では予想落札価格が約900万円に

修理費用だけで予想落札価格を大幅に上回りそうだが…

過去これまで、世界のあらゆる納屋にてスーパーカー/スポーツカー/クラシックカーが長期間放置され、その後競売へと出品→高額値で落札されたモデルが多数登場しましたが、今回はフランスの納屋にて放置されていたフェラーリ308GTSiが発見され競売に出品されます。

今回納屋にて発見された1982年式のフェラーリ308GTSiは、308シリーズの改良版として販売され、モンディアルと同じくインジェクションを装備するものの、当時の排ガス規制の関係でパワーダウンした一台となります。

一体どのような仕様なのか?そしてボロボロになった308GTSiが一体どれぐらいの価値を持つのかチェックしていきましょう。


途中から行方不明となった謎の308GTSi

こちらが、2022年2月2日にフランス・パリにて開催されるRMサザビーズオークションに出品される予定の1982年式フェラーリ308GTSi。

元々はベルギーのオーナーに納車された308GTSiですが、その後の1989年に大富豪のムッシュー・バイロン氏が購入し、バイロンコレクションの一部として保管されていました。

更にその翌年となる1990年には、中古モデルとして転売され新たなオーナーによって保管されるわけですが、その後の経緯が明らかになっておらず、何と2014年に、ランスの某納屋にてボロボロの状態で発見されることに。

そこからこのモデルは修復されることなく、様々なパーツがどんどん朽ちていくわけですが、そのコンディションも「放置しただけでこんなにボロボロになるのだろうか?」と疑問に思うほど。

内装は錆びや劣化などが酷くみられる状態に

内装はこんな感じ。

ベージュ系の本革シートや内張りが採用され、クラシカルな印象を与えつつもゴージャスで芸術的な雰囲気も与えますが、色味もかなり落ちてカビなどが生えているようです。

ダッシュボードやインパネ部分はボロボロで、電装系も丸見えの状態になっていますが、もしかすると火災などの被害で一部燃えてしまったのでは?といった憶測も。

ボディカラーはレッド系のロッソ・キアロ(Rosso Chiaro)ですが、一部のボディは塗装が剥げていて、まるで燃えたあとのようなところも。

おそらく内外装に加えてエンジンも大幅な修復が必要になるかと思いますが、修復費用も相当なものになるかもしれませんね(このあとに登場する予想落札価格よりも高額になりそう…)。

予想落札価格は数年前までは考えられなかったような高額値に?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!