腐っても鯛?納屋にて発見されたフェラーリ308GTSiが競売へ→以前は安価に購入できるモデルだった308も、今では予想落札価格が約900万円に

ボロボロの状態にて発見されたフェラーリ308GTSiの予想落札価格は?

引き続き競売にて出品されるフェラーリ308GTSiを見ていきましょう。

こちらがエンジンルーム。

パワートレインは、308GTBや308GTSと同じ排気量3.0L V型8気筒自然吸気エンジンをリヤミドシップに搭載しますが、最高出力255hp → 214hp、最高時速252km/h → 240km/hと、先述の通り排ガス規制などの絡みでスペックダウンすることに。

なおボディサイズは、全長4,230mm×全幅1,720mm×全高1,120mmとコンパクトながら、全高はランボルギーニ新型シアン(Lamborghini Sian)の1,133mmよりも更に低いことを考えると、おそらく乗降りも相当に大変だったのではないかと思います。


今後高騰する可能性の高い(っとういか既に高騰している)貴重モデル

ちなみに308シリーズは、先ほどのGTB/GTS/GTBi/GTSiの他に、308GTBクワトロバルボーレ/308GTSクワトロバルボーレといった派生車種も登場していて、エンジンヘッドを4バルブ化することで規制により失われた馬力を取り戻すため、最高出力214hp → 240hpへと何とか向上した一台。

そんな308シリーズで、且つ308GTS系になってくると、つい2~3年前までは中古車サイト・カーセンサーでも約700万円台にて購入できましたが、2022年1月時点では1,200万円”以上”となり、なかには「応談」のモデルも。

おそらく今後も更に高騰すること間違いなしのクラシックカーとして仲間入りを果たす一台なのだと思いますが、今回RMサザビーズオークションにて出品される380GTSiの予想落札価格は、これだけのコンディションでありながらも50,000ユーロ~70,000ユーロ(日本円に換算して約650万円~約908万円)と超高額。

「腐っても鯛」ではありませんが…今後更に高騰することを意味しての予想落札価格だと思われる一方、実際にどれだけの金額にて入札・落札されるのかに注目したいところです。

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Reference:RMサザビーズmotor1.com