トヨタ・ハイエースをベースに改造された救急車仕様のハイメディックが米にて販売中!実はレクサスLSと同じV8エンジンを搭載、中古価格は日本円で約400万円
実はとある目的で日本からアメリカへと輸入された初代ハイメディック
過去これまで、北米の中古車市場では日本製のスポーツモデル/ネオクラシックカーなどが高額転売されてきましたが、今回はちょっと珍しいモデルが日本から北米へと輸入・販売されています。
▽▼▽関連記事▽▼▽
北米の中古車サイトOttoexにて販売されているのは、1996年式のトヨタ初代ハイメディック(Toyota Himedic)救急車で、ハイエーススーパーロング(Hiace Superlong)をベースにした改造モデルになります。
しかもこのモデル、純正フルノーマルでありながらも搭載されているエンジンは、レクサスLSやトヨタ・セルシオ(Toyota Celsior)/クラウン(Crown)などと同じ排気量4.0L 1UZ-FE型V型8気筒自然吸気エンジンが搭載され、最高出力261hpを発揮。
一体どのようなモデルで、どのような目的でアメリカにて販売されているのか?早速チェックしていきましょう。
時期的にも25年ルールが解禁され、希少性も高い初代ハイメディック
コチラが今回、北米にて販売されているハイメディックの救急車。
なぜ右ハンドル&日本仕様のハイメディックが北米に輸入されたのかは明確にはなっていないものの、製造年式が1996年であることや、アメリカ独自の輸入規制でもある25年ルールが関係しているのかも。
またOttoexの情報によれば、北米ではこういった特殊車両を用いてキャンピングカーにカスタムする例も少なくはなく(新車で購入すると高額で納期もかかる)、そういった背景から、十分なサイズ感とハイパワー(しかも北米では同様のエンジンが多数販売されているショップも多く、修理対応も可)、車内でも十分過ごせるような装備が充実したハイメディックの需要が高まっているのかもしれません。
ちなみに今回販売されているモデルは、先述の通りハイメディックシリーズの初代後期仕様で、駆動方式は四輪駆動(4WD)。
※後輪駆動(FR)もラインナップされていた
ボディサイズは、全長5,345mm×全幅1,810mm×全高2,490mm、ホイールベース2,890mmと非常に大柄。
車内は救急用具などがありますが、改造次第ではキャンピングカーとして活用できるかもしれませんね。
昨今の諸事情でキャンピングカーブームとはいえ、救急車をキャンピングカーにカスタムするという発想は無かったかも
不要になった救急車両とはいえ、まさか北米ではキャンピングカーとして活用される可能性があるとは…
このあたりの考え方はアメリカらしいと言いますか、日本国内だとそもそも救急車をキャンピングカーとして流用するという発想までには至らないかもしれません。
走行距離は98,000kmとそこそこ走られていますが、定期的なメンテナンスは実施済みで、自走はもちろんのこと、足回りも特に問題無しとのこと。
ちなみに運転席周りはこんな感じ。
右ハンドル仕様で、メーターの読みや各種シール類も全て日本語表記ですが、北米では日本製のモデルの需要も非常に高く、ある意味この車両も目立ちそう。
ちなみに中古車市場での販売価格は、34,995ドル(日本円に換算して約400万円)にて販売されています。
【The Ultimate V8 Powered 4×4 Toyota Van, Hiace Ambulance Himedic】
南アフリカではV12エンジンをぶち込んでツインターボ化したトヨタ・ハイエースが登場!気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!