ボディカラー代だけで日産GT-R R35 Nismoが買えそうだ…内外装に陶磁器の要素が盛り込まれたブガッティの特別仕様車ヴェイロングランスポーツ・ロルボランが競売に登場!

予想落札額は不明…僅か150台のみ製造されたヴィテッセシリーズの記念すべき第一号車

ブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)の先代モデルで、世界限定450台のみ販売されたヴェイロン(Veyron)。

日本人オーナーだと、元ZOZO CEOでお馴染み前澤友作 氏や、芝浦グループホールディングスCEOの新地哲己 氏が所有し、芸能人だとビートたけし(北野武) 氏が過去に所有するなど、本当に限られたオーナーのみが所有できる希少モデルとなっています。

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そんなヴェイロンをベースにしつつ、更に僅か150台のみ製造されたのがヴィテッセ(Vitesse)及びスーパースポーツ(SpuerSport)となるわけですが、その記念すべき1台目(VIN#001)となる特別仕様車ヴェイロングランスポーツ・ヴィテッセ・ロルブラン(Veyron Grand Sport L’or Blanc)が競売に出品されることが明らかとなりました。

一体どのようなモデルなのか?どれほど貴重なモデルなのか?チェックしていきましょう。


内外装デザインは陶磁器の要素が取り入れられた伝統を活かしたスペシャルモデル

こちらが今回、海外オークションサイトCLASSIC DRIVERにて出品される記念すべき第一号車のヴェイロングランスポーツ・ヴィテッセ・ロルブラン。

このモデルは2011年6月に発表され、フランクフルトモーターショーにて世界初公開されました。

最も特徴とするポイントが奇抜なボディカラーで、しかもドイツ・ベルリン王立磁器製陶所(KPM)とブガッティが特別にコラボした唯一の一台でもあります。

このモデルには、KPMブルーとホワイト系のビアンコが採用され、更にKPMカラースプリットやベリーホワイトステッチのブルーインディゴのインテリアを採用。

一部の報道によれば、ボディカラー代だけで2,000万円を優に超えるとのことですが、つまりボディカラー代で日産GT-R R35 NISMOやホンダNSXといった国産スーパーカーが購入可能ということに。

オプションは全てオーダーメイドで、オプション総額だけで5,000万円以上との情報も

かなり迫力のあるエクステリアに仕上げられた特別なヴェイロンですが、そのほとんどがオーダーメイドオプションで、オプション総額で5,000万円以上との情報も(ランボルギーニ・アヴェンタドールSVが購入できる…)。

先述にもある通り、ヴェイロンのボディシェルとインテリアの両方に高品質な磁器要素が盛り込まれたのは、このモデルが初めて。

こうした伝統技術を取り入れる姿勢は、ブガッティ創設者であるエットーレ・ブガッティの忠誠を誓うポイントでもあるそうで、他の自動車メーカーが取り入れないような「新たな技術を生み出す」ことが、ブガッティの最大の特徴でもあります。

なおドイツ・ベルリン王立磁器製陶所(KPM)とブガッティがコラボしたきっかけは諸説あるものの、特別モデルとなるレンブラント・ブガッティが要因だったとも言われています。

当初、王立磁器工場は「レンブラント・ブガッティ用の磁器像(いわゆるミニチュアモデルの陶磁器版)」を製作することを計画していたものの、「陶磁器の技術を車に応用してみてはどうか?」というアイデアから、グランスポーツ・ヴィテッセ・ロルブランが誕生したと言われています。

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