映画「ワイルド・スピード」で”空飛ぶ車”として話題のWモータースが、日産の新型パトロールをベースにしたUAEドバイ警察車両「ギアススマートパトロール」を世界初公開!【動画有】
まさか中東の新興メーカーが日産の新型パトロールをベースに過激な警察車両を開発するとは…
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイを拠点とする新興メーカー・Wモータース(W Motors)といえば、映画「ワイルド・スピード”スカイミッション”」にて、空飛ぶ車としてライカンハイパースポーツ(W Motors Lykan Hypersport)が登場したことで大きな話題となり、更にこのモデルの後継としてポルシェRUF製エンジンをリヤミドシップに搭載した新型フェニアスーパースポーツ(Fenyr Supersport)が発表・発売されました。
【[吹替版]ワイスピ7 空飛ぶライカン・ハイパースポーツ ワイルド・スピード スカイミッション】
そんな過激なスーパーカーをラインナップしているWモータースが、ドバイ警察専用車両を開発していたことが明らかとなりました。
その車両というのが、ライカンハイパースポーツやフェニアスーパースポーツをベースにしたスーパーパトカーではなく、何と日産のフラッグシップSUVとなる新型パトロール(Nissan New Patrol)をベースにした警察車両とのこと。
一体どのような警察車両なのか?早速チェックしていきましょう。
その名はギアススマートパトロール!フロントマスクは日産パトロールの面影無し?
こちらが今回、Wモータースが開発した日産の新型パトロールをベースにしたドバイ警察車両の新型ギアススマートパトロール(New Giath Smart Patrol)。
日産のアイデンティティともいえるVモーショングリルや”コ”の字型LEDデイタイムランニングライトは使用されず、Wモータース独自のデザイン言語を導入した全く新しい見た目の警察車両となります(プロポーション含め面影はどこかっている感じも…)。
なおWモータース曰く、新型ギアススマートパトロールは「世界で最も先進的なセキュリティ車両の一つである」とのことで、技術仕様という点でかなり細部にも拘っているそうです(詳細は後日プレスリリースにて明らかになる模様)。
一目でドバイ警察とわかる特徴的なカラーリング
ボディカラーはシンプルなホワイトを基調としつつ、ドバイ警察特有のグリーンのアクセントカラーやグラフィックを採用し、更にルーフやグリル、テールゲートにはパトライトを追加。
そしてフロント・リヤエンドには、プラスチックのバーを設けることで丈夫な外観であることをアピール。
内装はかなり先進的だが、日産パトロールのパーツも上手く流用
続いて内装を見ていきましょう。
日産パトロールとは大きく異なるメーターやセンターディスプレイが搭載され、しかしステアリングホイールや4WDセレクターモードは日産から供給されたパーツを流用しているようです。
なおWモータース曰く、メーター類はフルデジタルへとアップデートされていますが、日産の新型ノートオーラ(New Note Aura)/アリア(New Ariya)などのメーターレイアウトとは異なり、中央に存在するモデルもドバイ警察仕様のギアススマートパトロールと、かなり細かい作りとなっています。
センターシフトのシフトブーツには、アブダビ警察の象徴ともいえるグリーンのカラードステッチが縫合され、その隣にはトグルタイプのレバースイッチを装備(まるで戦闘機のようだ…)。
ちなみにこれらのパーツは、オンラインマーケットのアリババにて購入された電子パーツを組み合わせたそうですが、製品としての品質などは不明。
新型ギアススマートパトロールのパワートレインは?日本に納車予定のフェニアスーパースポーツはどうなった?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!