えっ、これ本物じゃないの?完成度が高すぎるランボルギーニ・ミウラのレプリカモデルが登場!カウンタックやフェラーリF40と言い、海外はレプリカモデルへの情熱が凄いな…
しかもレプリカのベースとなっているのは恒例のポンティアック・フィエロ
世界には様々なレプリカモデルが存在し、更には特別なボディキットを採用することで、まるで本物と見間違えるほどに完成度の高いレプリカモデルが中古車市場でも販売されています。
そのなかでも、ランボルギーニ・カウンタック(Lamborghini Countach)やフェラーリF40のレプリカモデルがかなり完成度高めですが、今回は幻のスーパーカーでもあるランボルギーニ・ミウラ(Miura)のレプリカモデルが登場。
しかもベースとなっているモデルは、何かとレプリカモデルでは頻繁的に活用されているポンティアック・フィエロ(Pontiac Fiero)。
一体どれほどの完成度の高さなのか?早速チェックしていきましょう。
まるで本物そっくり!スポーティなランボルギーニ・ミウラのレプリカモデル
こちらが今回公開されたランボルギーニ・ミウラのレプリカモデル。
中古車サイトや競売にて出品されるモデルではなく、シンプルにスーパーカーファンのユーザーがコーチビルダーとの共同製作で作り挙げた完全オリジナル。
今回はあくまでもフルクローズ状態での画像のみとなりますが、本物同様に前後のカウルがオープンする構造も真似ており、グラスファイバー素材でプレスラインも細かく演出…そしてポップアップヘッドライトも正しく機能しているとのこと。
ボディカラーはスポーティでクラシカルなブルーカラーで、サイドスカートはシルバーアクセントに仕上げた2トーン仕様。
こうして見ると本物のミウラのようにも見えますが、上述にもある通り、ベースとなっているのはポンティアック・フィエロ。
なぜフィエロがレプリカモデル用として広く活用されている?
ところでどうして、ポンティアック・フィエロがレプリカモデルのベース(プラットフォーム)として活用されるのか?ですが、スーパーカーの多くがミドシップであることから、同じミッドシップでボディ外板は全て樹脂製を採用しているフィエロが、改造やレプリカモデルの対象となりやすいようです(FRPボディは簡単に外しやすいのも特徴)。
もちろん、このほかにも「安いアメ車」で手に入りやすく、市場にも多く流通していることから、今回のようにミウラ含めカウンタックやフェラーリF40のレプリカモデルとしても活用されやすいようです。
ちゃんと意味のあるエンジンルーバーも装備
リヤクォータービューはこんな感じ。
エンジンフードもルーバーを設けるところにユーザーの強いこだわりが感じられますが、そもそもミウラにルーバーが設けられたのは、ガラスフードだと汚れや蒸気などで後方視界が悪くなってしまうから。
特にリヤミドシップにV型12気筒自然吸気エンジンが剥き出しのミウラだと、蒸発してしまったオイルなどでウィンドウが汚れてしまい、実用性には不向きであったことから、汚れが付着しても視界が特に変化しないルーバーを採用していると言われています。
ちなみにこのレプリカモデルのパワートレインは、V型12気筒自然吸気エンジンではなく、アメリカ製LS3型V型8気筒クレートエンジンが搭載され、最高出力 約500hpと本物よりパワフルなのもユニーク。