おそらく世界最速?フルモデルチェンジ版・アキュラ(ホンダ)新型インテグラ2台が事故・炎上などで大破→サルベージオークションに出品へ

どうやら納車されて1か月足らずで廃車になった可能性が高い

2022年4月末に発表・発売されたホンダの北米部門となるアキュラのフルモデルチェンジ版・新型インテグラ(Acura New Integra)ですが、何と発売されて3か月ほどしか経過していないにも関わらず、既に2台のモデルが事故や炎上などで大破 → 海外のサルベージオークションにて出品されることが明らかとなりました。

北米向け新型インテグラは、2022年6月まで顧客向けに納車されていない希少な個体だそうで、今回この情報を掲載している海外カーメディアCARSCOOPSによると「おそらく顧客向けに納車された個体が1か月足らずで廃車にしてしまった可能性がある」とのことで、サルベージオークションに出品されるのも「部品取り用や長納期化でプレミア価値が付いている可能性」があるからだと考えられています。

車種は異なりますが、以前事故などで大破したホンダ・シビックタイプR(Honda Civic Type R)がサルベージオークションに出品された際、現地新車価格よりも+30万円高く落札された過去がありましたが、もしかしたらアメリカでもそういった奇跡の例が度々起きているのかもしれませんね。


衝突事故?フロントが大破した最上位グレードの新型インテグラ

それでは早速、サルベージオークションIAAIに出品される新型インテグラ2台を見ていきましょう。

まずは、アメリカ・ノースカロライナ州コンコードより出品されるスポーティなブルーカラーにペイントされた新型インテグラ。

グレードとしては最上位となるW/A-SPEC TECH PACKAGEで、トランスミッションは6速MT、駆動方式は前輪駆動(FF)。

フロントマスクを見ていくと、明らかに何かと衝突したかのような損傷レベルですね。

リヤクォータービューはこんな感じ。

リヤロアバンパー周りもキズが付いていることから、何かと正面衝突する前(もしくは後)に別の車両もしくは障害物と接触した可能性がありますが、そもそもなぜこのような事態になってしまったのかは不明。

内装は非常に美しいホワイト系の本革シートですが、運転席のステアリングからエアバッグが展開されていることから、衝突の度合いとしてはかなり大きめ。

走行距離は僅か634km

そしてこちらは、デジタルインストルメントクラスター。

電動パーキングブレーキシステムに関する不具合が生じていますが、それ以外の不具合も多そう。

スタートアップ画面が起動しているので、電装系は一部無事だと予想されますが、走行距離を見てみると僅か394マイル(634km)しか走られておらず、改めてユーザーに納車されてからほとんど期間は経過していない可能性が高そうですね。

これだけの損傷具合で、どれだけの入札が得られるかは不明ですが、もしかするとカーショップやアフターパーツメーカーなどが部品取りやカスタマイズ目的で高額入札することも考えられるかもしれませんね。

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