まだ日本では発売されてないよね…ホンダ新型ZR-V(アメリカ名:HR-V)の事故車が早くもサルベージオークションにて販売中!走行距離は全て1,000km未満のほぼ新車

しかもクラッシュした新型ZR-Vが3台も…一体なぜこのようなことに?

日本市場では2022年11月に発表・発売予定となっているホンダ新型ZR-V。

CセグメントSUVとしてラインナップされるのかと思いきや、トヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)/RAV4やマツダCX-5をライバルとしてミドルサイズSUVとして展開される予定です。

アメリカ市場ではHR-V(以下、ZR-V)という名称にて販売されていて、恐らく顧客向けの個体も徐々にデリバリーが進んでいるものと予想されますが、早くもこの個体がアメリカのサルベージオークションにて出品され話題となっています。

1台のみの出品かと思いきや、何と3台もの新型ZR-Vが出品されているわけですが、一体なぜこのような姿になってしまったのか非常に気になるところ。

早速、諸々の事情でクラッシュ・大破してしまった個体を見ていきましょう。


比較的損傷・ダメージの小さい?プラチナホワイトパールの新型ZR-V

まずはInsurance Auto Auctionsより出品されている新型ZR-Vを見ていきましょう。

グレードは上位タイプのSPORTモデルで、ボディカラーはプラチナホワイトパール。

走行距離は僅か198km(123マイル)と全く走られていませんが、車体を拝見する限りだと、フロントサイドあたりのバンパーが損傷し、フロントフェンダーモールも外れているのが確認できますね。

ただ、事故の損傷レベルからするとエンジンや足回りに大きな損傷があるようには見えず、もしかすると自走はできるのかもしれません。

リヤクォータービューはこんな感じ。

フロントとは大きく異なり、ほぼほぼ新品同様の美しさを持つZR-V。

損傷理由は不明ながら、もしかすると事故などの影響でフロントバンパーがガードレールや別の車両と接触した可能性も考えられそう(もしくは当て逃げ?)。

割かしダメージの大きいノルディックフォレストパールの新型ZR-V

続いてはCopartにて出品されている新型ZR-V。

本モデルより新しく採用されるノルディックフォレストパールの個体ですが、グレードはEX-Lで、走行距離は528km(328マイル)と、こちらもほとんど走られていません。

この角度からだと、そこまで大きな損傷には見えないのですが…

反対側から見るとこんな感じで、かなり痛々しい状態なのが確認できますね。

運転席側のフロントバンパーやヘッドライト、ボンネット、フェンダーにまでダメージが届いていて、恐らくエンジンの一部も損傷している可能性が考えられそう。

ピンポイントでのダメージだと考えると、こちらもガードレールや別の車両と衝突した恐れが考えられますが、先ほどの個体含めて納車されて間もないタイミングでの事故であれば、ドライバー(オーナー)も相当ショックを受けていたのではないかと思います。

リヤはこんなにも美しく新品に近い状態なのに…

まだ修理すれば何とか乗れそうな気もしますが、サルベージオークションに出品された理由などは明らかになっていません。

内装もエアバッグが展開された状態ですが、ガラスが割れたり、ダッシュボードが損傷するほどのダメージではなかったことを考えると、修理すれば問題なく使用できそうなところですね。

気になる入札額ですが、2022年8月6日時点で35,040ドル(日本円に換算して約473万円)となっています。

2ページ目:最も損傷が酷い新型ZR-Vの入札額は?