トヨタから怒られそう…中国Denza新型D9が2022年8月23日に発売!アルファードそっくりなフラッグシップミニバンで価格は日本円で約662万円から
発売直後からトヨタとひと悶着ありそうな新型D9だが…
中国の深センに本社を置く自動車メーカー・デンザ(ShenzhenBYD Daimler New Technology Co.、Ltd)が、新世代フラッグシップミニバンの新型D9(Denza New D9、中国表記:腾势)を2022年8月に世界初公開し、同月23日に具体的な価格配信、同年9月に一般ユーザー向けにデリバリースタートすることが明らかとなりました。
BYDとメルセデスベンツグループの合弁企業となるデンザ新型D9ですが、中国カーメディアAutohomeの報道によると、グレード別価格帯については既にリークされていて、2022年7月より先行予約受付をスタートしているとのことですが、どうやら既に3万台以上の受注を獲得しているそうで、中国市場では大ヒットモデルになることが期待されています。
ただその一方で、「このデザインで本当に大丈夫?」「トヨタが黙ってないだろうな…」と思わせるフロントマスクを採用しているため、もしかすると発売直後からトヨタとひと悶着ありそうなところ。
一体どのようなモデルなのか?どのようなパワートレインをラインナップし、どれぐらいの価格帯にて販売されるのかチェックしていきましょう。
まるでトヨタ・アルファード?中国のフラッグシップ新型D9を見ていこう
こちらが今回発表された中国デンザ新型D9のフロントマスク。
どことなくトヨタ・アルファード(Toyota ALPHARD)にそっくりなオラオラ顔で、市販後にトヨタからお叱りを受けそうなデザイン言語ではあるものの、フラッグシップミニバンクラスになってくると、威厳や存在感を演出するためにもメッキ加飾やシルバー加飾を広範囲にて採用するのが定番になっているのかもしれません。
ちなみにヘッドライトもフロントグリルと一体化していて、この辺りのキャラクター感もアルファードにそっくり。
ボディサイズは全長5,250mm×全幅1,960mm×全高1,920mmとロング&ワイドで、ホイールベースは3,110mmとアルファード以上のビッグサイズ。
シートレイアウトとしては、3列7人乗りと更なる快適性を考慮した3列6人乗りの2パターンがラインナップされます。
リヤビューはシンプルながらも、どこか近未来的
リヤビューは非常にシンプルながらも近未来的。
シルバーアクセントのウィンドウモールやリヤクォーターピラー、更にはセンター直結式の一文字テールランプ(Y字型はどことなくランボルギーニっぽい)、そしてエアロボディを彷彿させるようなルーフスポイラーやリヤスポイラー、サイドスカートなど、メリハリがしっかりと効いたフラッグシップミニバンに。
あとはリヤフェンダー周りに抑揚をつけるような”L”字型のプレスラインが何とも印象的ですね。
足もとのアルミホイールサイズは不明ながらも、中国ユーザーが好みそうな極細マルチスポークアルミホイールを装着。
新型D9はプラグインハイブリッド(PHEV)とピュアEVの2種類をラインナップ
ちなみに新型D9では、スーパーハイブリッドと呼ばれる排気量1.5L 直列4気筒ターボエンジン+プラグインハイブリッド(PHEV)を搭載するDM-iモデルと、内燃機関を搭載しない100%電気自動車ピュアEVの2種類をラインナップ。
まずスーパーハイブリッドモデルに関しては、二輪駆動(2WD)モデルのバッテリーのみでの航続可能距離が190km、ガソリン含めての航続可能距離は1,040km、そしてターボエンジンのみでの燃費性能は16.1km/Lを実現するとのこと。
続いて四輪駆動(4WD)モデルに関しては、バッテリーのみだと180km、ガソリン含めての航続可能距離は970kmと少しスペックは落ち気味、ターボエンジンのみでの燃費性能は14.9km/Lを実現するとのこと。
一方でピュアEV版に関しては、二輪駆動/四輪駆動モデルともに航続可能距離600km以上を実現するとのことですが、その他のシステム総出力/システムトルクなどは明らかになっていません。