75歳のおじいちゃんが日産GT-R R35を購入→1,200馬力に過激チューニングして321km/h(200マイル)に挑戦!滑走路を貸し切り「夢の最高速の壁」をぶち破る

世の中にはとんでもないおじいちゃんが存在する

過去これまで、様々なスーパーカー/ハイパーカー/メガカーメーカーが最高速の壁にチャレンジし、ブガッティ・シロンスーパースポーツ300+(Bugatti Chiron Super Sport 300+)をきっかけに、482km/h(300マイル)の壁を次々ぶち破るなど、最高速チャレンジは一部メーカーにとって一つの重要ファクターになっています。

こうした最高速の壁を、何と75歳の一般男性がチャレンジし、見事「夢の最高速」の壁をぶち破ったとして大きな話題になっています。

彼の名はバリー・ビッグウッド氏で、見た感じはどこにでもいるような高齢男性ですが、車がとても大好き、今から10年ほど前の還暦を過ぎたタイミングで日産のハイパフォーマンススーパーカーGT-R R35を購入しました。

なぜ彼はGT-R R35を購入したのでしょうか?


200マイル(321km/h)の夢を持ったのは、50年以上も前に「ポルシェ911にぶっちぎられたから」

彼が南アフリカ在住のバリー・ビッグウッド氏。

とても落ち着いた雰囲気で、運転も非常にスマートなおじいちゃんといった印象ですが、彼が普段の移動用として活用しているのがホンダ・シビック(Honda Civic)。

現在一人暮らしで、買い物から料理、自宅の掃除や洗濯なども全て一人で行っているとのことですが、「車と共に生活できる」ことに感謝していて、できるだけ毎日車に触れるようにしているそうです。

ポルシェに追い抜かれたときの衝撃が今でも忘れられない

そんな彼が60歳を過ぎてから日産GT-R R35を購入しようと思ったきっかけは、「50年以上前となる20歳過ぎのとき、目の前でポルシェ911にぶっちぎられたことが忘れられないから」。

あのときのポルシェ911の爽快且つ重厚感のあるサウンドと衝撃は忘れられず、「私もいつかポルシェよりも速いスポーツカー/スーパーカーに乗ってやる!」と強い夢を抱き、そこから自然と「車の限界を超えたい → GT-R R35の200マイル(321km/h)の壁をぶち破りたい」という夢へと広がったのだそう。

何とGT-Rは過激チューニングされて最高出力1,200hpを発揮!

こちらがバリー・ビッグウッド氏の日産GT-R R35。

Vモーショングリルが採用される以前の2012年式になりますが、実はこのモデル、純正フルノーマルのように見えてゴリッゴリにチューニングされた魔改造モデル。

「GT-R R35の性能を最大限に引き出すためには、どうしてもパワーアップが必要だ」ということで、何と排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンをベースに特別なチューニングを施し、最高出力1,200hpまでパワーアップ。

ナンバープレートもよっぽどGT-Rが好きなのか「GTRRRRR GP」に。

R35なので、Rを連続で5個設けている可能性も高そうですが、一方で相当なスピード狂なのか、それとも洗車をほとんどしていないのか、ナンバープレートには大量の虫が付着しています。

2ページ目:準備は全て整った!あとはGT-R R35で最高速チャレンジ!何と予想外の記録が?