フルモデルチェンジ版・スバル新型クロストレック(旧:XV)の気になるポイントをチェック!「アイサイトX非採用」「フル液晶メーター無し」など
新型クロストレックはかなり期待していたモデルなだけに、気になるところが結構多い気がする
2022年9月15日のワールドプレミアでようやく内外装デザインが明らかとなったスバルのフルモデルチェンジ版・新型クロストレック(Subaru New Crosstrek, 旧名:XV)。
グローバルモデルとして、海外名称のクロストレックに統一化された日本市場向けですが、今回は本モデルのちょっと気になるポイントをいくつかチェックしていきたいと思います。
デザイン面においては非常に評価が高く、ラインナップ車種のレヴォーグ(Levorg)やレガシィアウトバック(Legacy Outback)、WRX S4に比べると、よりアグレッシブで強気な顔つきが好印象なのですが、最も気になるのは内装の装備内容と使い勝手、質感という点。
一体どういったところが気になるのか?早速チェックしていきましょう。
気になるポイント①:12.3インチフル液晶メーターが採用されていない
っということで、早速新型クロストレックの気になるポイントをいくつかチェックしていきましょう。
基本的には先代XVのデザイン言語を踏襲しつつ、センターインパネには11.6インチのタブレット型ディスプレイを搭載していますが、改めてこうしてみると「とって付けた感が…」というのが正直なところ。
っというのも、11.6インチナビゲーションディスプレイを本格的に採用しだしたフルモデルチェンジ版・新型レヴォーグや新型レガシィアウトバック、そして新型WRX S4のアイサイトX(EX)版になると、メーター類が12.3インチのフル液晶になりますし、より先進的な印象を与えてくれるんですね。
しかしながら、今回スバル公式プレスリリースにて公開された新型XVのメーター類は、縦型基調の4.2インチTFTマルチカラーディスプレイに、両サイドにはアナログタイプのメーターリングが設けられたハイブリッドタイプなので、先述の3車種に比べると時代遅れ感があると言いますか…「やはりエントリーSUVになると装備も差別化されるのか」と感じたのが正直なところ。
ちなみにいつもお世話になっているスバルディーラーにも取材させていただきましたが、やはり上位グレードGTでも12.3インチフル液晶メーターは採用されないとのことでした。
気になるポイント②:ハンズオフ機能付きのアイサイトXは設定されない
そして12.3インチフル液晶メーターが採用されないとなると…併せて残念なポイントなのが先進ドライビングサポートのアイサイトX(EyeSight-X)が設定されないということ。
新型レヴォーグなどでもそうですが、メーカーオプションもしくはグレードによって設定可能なハンズオフを搭載するドライビングサポート機能ですが、これも事前情報通り設定されないのは非常に残念。
なおスバルディーラーの担当スタッフさんも、新型クロストレックのプロダクトガイドが配布される前までは、てっきりアイサイトXは設定されるものだと思っていたそうですが、これが設定されないとなると「競合モデルに対抗できる機能(セールスポイント)が…」と頭を抱えていたのが印象的でした。
それだけアイサイトXはスバルにとってマスト機能なわけで、しかしそれを搭載しないということは、他車種との差別化や半導体不足による長納期回避策、もしくは材料高騰による車両本体価格を抑えるため?等、様々な理由があるのかもしれませんね(上のステアリングスイッチにもアイサイトXのスイッチは見当たりませんね…)。