更に刺激的なファン・トゥ・ドライブを目指して!英BBRがマツダNDロードスター専用スーパーチャージャーキットを発売!+95馬力アップで250馬力、0-100km/h加速は約5秒

マツダ・ロードスターのチューニングといえばBBR

イギリスの名門チューナーBBRといえば、過去これまでマツダ・ロードスター(Mazda ND Roadster, MX-5 Miata)の専用チューニングキットを発表・発売してきましたが、今回は2015年モデル以降のND型を中心とした新たなスーパーチャージャーキットを発表・発売しました。

全2ステージの専用キットを準備しているBBRですが、ベースとなるパワートレインは排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジンSKYACTIV-G 2.0で、最高出力155hpの純ガソリンエンジンをアップデートし、軽快なドライブフィールを実現しつつ、ユーザーから求められていたパワー不足/トルク不足の解消、そしてマツダ独自のファン・トゥ・ドライブを更に高めたオープンスポーツモデルとのこと。

基本的には外観を大きく変更することなく、Rotrexスーパーチャージャーと呼ばれるコンパクトなユニットを搭載することで、シンプル且つ簡易的にアップデートすることが可能とのことですが、あとはどれぐらいの価格帯にてアップデート可能なのかチェックしていきましょう。


純正を崩さずにNDロードスター本来の走りの楽しさを更に追求

こちらが今回発表された、BBR製スーパーチャージャーキット付のマツダNDロードスター。

一見して純正フルノーマルにも見えますが、BBRのNeil Mckay氏によると「Rotrexスーパーチャージャーを選択すると、BBRのこれまでで最も簡単なフォースド・インダクション・インストールが可能になります。つまり、ほとんどのDIYメカニックの能力の範囲内であり、どの専門家にとっても簡単です」と説明しています。

先述にもある通り、今回BBRが発表した専用キットは大きく2種類存在し、エントリーグレードの第一段階のキットが最も安価。

ステージ1のアップデート内容をチェック

まずステージ1では、専用スーパーチャージャーキットやオイルクーラーとインタークーラー、そしてECUアップデートにより、最高出力155hp → 225hp/最大トルク201Nm → 271Nmまで引き上げられ、更に0-96km/hの加速時間は5.3秒(0-100km/hは5.4秒?)とフルノーマルよりも2.0秒近く加速性能アップ。

ちなみにステージ1のパーツ類だけの費用は3,895ポンド(日本円に換算し約65万円)、ECUアップデート込だと4,490ポンド(日本円に換算して約75万円)と価格はリーズナブル。

ステージ2のアップデート内容をチェック

更なるパワーを求める方にはステージ2のアップデートキットがおススメ。

ステージ1に加えて、スポーツ触媒コンバーターを備えるφ63.5mmのセンターセクションにつながるステンレス製エキゾーストマニホールドがインストール。

これにより、最高出力245hp/最大トルク293Nmまでパワーアップ可能となっていますが、より大きなコアを備えるフォージモータースポーツインタークーラーにアップデートすることで、エンジン出力245hp → 250hpにまで到達し、0-96km/hの加速時間も僅か5.1秒(0-100km/hだと5.2秒?)と中々にパワフル。

軽快なハンドリングと軽さがウリのNDロードスターに対し、純正の良さを崩さずに今回のアップデートキットによって極端に重量を増やすことなく出力/トルクアップを目指したのがBBRですが、ステージ2はパーツ代だけで5,395ポンド(日本円に換算して約91万円)、ECUソフトウェアを追加すると5,990ポンド(日本円に換算して約100万円)となっています。

2ページ目:NDロードスターだけでなく、NDロードスター向けの過激なアップデートキットも準備していた!