(2023年)フルモデルチェンジ版・ホンダ新型パイロットが世界初公開!初の「隠れ家的なシート」とは?見た目は新型ヴェゼルの「兄貴分」風でマッシブに

見た目は新型ヴェゼルをマッシブ且つサイズアップしたような印象で中々にカッコいい

2022年のホンダは、フルモデルチェンジ版・新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)や海外市場向け新型CR-V、新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)、新型ZR-Vといった新型車が続々とデビューしていますが、このほかにも北米市場向け&フラッグシップSUVとなる新型パイロット(New Pilot)が、2022年11月8日に世界初公開されました。

今回のフルモデルチェンジにより4代目となる新型パイロットですが、先代のV型6気筒エンジンの設計を見直すだけでなく、より実用性を向上させた荷室スペースの拡大、2列目にはクラス初となる「隠れ家的なシート」、世界初となる新たなエアバッグタイプを採用するなど、ファミリーユーザーを意識したモデルになっているようです。

早速新型パイロットの内外装デザインやエンジンスペックなどをチェックしていきましょう。


一気に力強さとホンダらしさが備わった新型パイロット

早速、新型パイロットのエクステリアから見ていきましょう。

フロントマスクは新型ヴェゼル(Honda New Vezel)を彷彿とさせるような両サイド二眼LEDヘッドライトに、中央が単眼LEDハイビームのレイアウトで、その直下には水平基調のLEDデイタイムランニングライトを搭載。

フロントグリルはハニカム形状にメッキ加飾と思われるグリルフレーム、そしてグリルパターンはハニカム形状を取り入れることで力強さをアピールし、全体的な見た目の印象としてはヴェゼルの兄貴分っぽいイメージでしょうか。

本モデルでは、先代パイロットに比べて車内の居住性や荷室スペースを大きく確保するなどの工夫が施される一方、全長+86mm延伸しているのもポイント。

そしてグレードに応じてヘッドライト意匠が異なったり(上の画像は上級グレード用のLEDヘッドライト)、グリルデザイン、そして18インチ~20インチの大口径タイヤアルミホイールが装備されます。

耐久性や信頼性、そしてパワーアップした改良型V6エンジンを搭載

そしてホンダ初の試みとして、新型パイロットでは4つのポストプロダクションを設定し、その内の一つとして「ブロンズカラーのアルミホイール+フレアフェンダー+HDPデカール」の組合せで、ホンダパフォーマンスデベロップメント(HDP)との共同開発により実現しているのもポイント。

パワートレインについては、先代モデル同様に排気量3.5L V型6気筒エンジンは変わらないものの、全く新しい24バルブ、ダブルオーバーヘッドカムで最高出力289ps(先代比+5ps)/最大トルク355Nmを発揮。

更にこのエンジンは、オールアルミニウム製ブロックを採用していて、高タンブルポートと燃焼の改善に役立つ35度のバルブを備えた薄型ヘッドを特徴としていますし、先代に比べて部品点数が少なくなることで耐久性と信頼性も向上。

そしてトランスミッションは10速ATを搭載することで、より洗練されたものへと仕上がっているとのこと。

上位グレード専用のi-VTM4トルクベクタリングも準備

足回りについては、TrailSport(トレイルスポーツ)グレードとEliteで利用可能なホンダ第2世代i-VTM4トルクベクタリング四輪駆動システムを採用し、エンジントルクの70%~100%を後輪に配することが可能。

またドライバーのそのときの気分に応じて、「ノーマル/エコ/スノー/スポーツ/トウ(牽引)」の5つのドライブ モードに切り替えることも可能で、トウモードを活用すると最大5,000ポンド(2,268kg) まで牽引できるのも便利ですし、この点は北米市場向けならではだと思います。

2ページ目:新型パスポートの注目グレードはやっぱりトレイルスポーツ(TrailSport)!内装も高級感アップで隠れ家的なシートとは?