フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フリードが2023年夏頃に発売との噂。2モーターe:HEVにアップデートされ、競合のトヨタ新型シエンタに匹敵する燃費に?

まだホンダ公式からのアナウンスは無いが、そろそろ3代目がデビューしてもおかしくない?

2022年6月24日に発売された一部改良版・ホンダ新型フリード(Honda New Freed)。

2016年に2代目としてデビューして6年が経過し、今回の2023年モデルの一部改良が最後になるのでは?とも噂され、いよいよ2023年夏頃以降に3代目となるフルモデルチェンジが期待されています。

フリードの競合モデルといえば、2022年8月に発表・発売されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)で、既に全国のトータル受注数も3万台を突破するほどの大人気モデルと云われています。

私もハイブリッドZ・2列5人乗り[2WD]を購入・納車済みですが、エントリーコンパクトミニバン特有のコンパクトな5ナンバーボディのお陰で、小回りが利く上に狭い駐車場でも簡単にバック駐車できるほどで、おまけに高速道路走行でも30km/Lの燃費性能を叩き出すほど。

改めて購入して本当に良かった一台ですが、これに対抗する次期フリードはどのようなモデルになるのかチェックしていきましょう。


次期フリードではパワートレインの見直しが主になりそう?

via:Spyder7

早速、フルモデルチェンジ版・新型フリードについてチェックしていきましょう。

自動車情報誌マガジンXさんの報道によると、新型フリードで真っ先に手直しが加えられるのはパワートレインとのことで、排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジンは基本的に変わらないものの、ここに搭載されるモーターがシングルモーターからデュアルモーターのe:HEVにアップデートされる可能性が高いそうです。

その背景には、やはりバケモノ級の低燃費を得ている新型シエンタ・ハイブリッドの存在が大きいと思われ、フィット4 e:HEV(New FIT4)やヴェゼルe:HEV(New Vezel)に匹敵するレベルの低燃費性能(最低でも28.0km/Lぐらい?)を実現しないと、同じ土俵に立てないと考えているのではないかと推測。

参考までに、2023年モデルの現行フリード・ハイブリッドのカタログ燃費は以下の通り。

【現行フリード・ハイブリッドのカタログ燃費一覧】

◇WLTCモード平均燃費:19.8km/L~20.9km/L

◇WLTC市街地モード燃費:17.0km/L~17.9km/L

◇WLTC郊外モード燃費:21.3km/L~21.6km/L

◇WLTC高速道路モード燃費:20.3km/L~22.0km/L

これに対して、トヨタ新型シエンタ・ハイブリッドのカタログ燃費は以下の通り。

【新型シエンタ・ハイブリッドのカタログ燃費一覧】

◇WTLCモード平均燃費:25.3km/L~28.5km/L

◇WTLC市街地モード平均燃費:25.5km/L~27.9km/L

◇WTLC郊外モード平均燃費:26.2km/L~30.7km/L

◇WTLC高速道路モード平均燃費:24.7km/L~28.1km/L

確かにこうして見比べてみると、現行フリード・ハイブリッドと新型シエンタ・ハイブリッドの燃費差は明確で、おまけにシエンタの実燃費性能は30km/Lに迫る勢いですし、既に満タン法で1,000km走行も達成済み。

最近では、どのハイブリッドモデルも25km/L付近の低燃費性能が当たり前になりつつあり、ここにプラスアルファとして各モデルの魅力や使い勝手の良さ、乗り心地、静粛性の高さをアピールしていく必要があるため、より一層ハードルは高くなると予想されますが、新型フリードは燃費以外にどういったところに力をいれてくるのか気になるところ。

2ページ目:新型フリードの内装は、これまでのホンダの水平基調を意識したレイアウトがベースになる?