【悲報】ホンダが2022年12月上旬の生産稼働率を約3割減に。新型ヴェゼルやステップワゴン、シビックの工場出荷目途・納期に影響がでるようだ

一時は「通常稼働」となるも、しばらくは部品不足や半導体不足の波は安定しなさそうだ

ホンダが定期的に公開している工場出荷目途一覧と国内生産・完成工場の生産稼働率ですが、今回新たに2022年12月上旬の生産稼働率に関する情報を更新しています。

2022年10月~11月にかけての国内生産稼働率が「正常稼働」だったホンダですが、今回新たに更新された内容を見ていくと、フルモデルチェンジ版・新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)や新型シビックシリーズ(New Civic)を製造する埼玉製作所・寄居完成車工場が約3割減となっています。

工場名:鈴鹿製作所・第1ライン/第2ライン
生産稼働率:2022年11月・通常稼働 → 2022年12月上旬・通常稼働
主な生産モデル:ヴェゼル、フィット、N-BOX、N-ONE、N-WGN、N-VAN


工場名:埼玉製作所・寄居完成車工場
生産稼働率:2022年11月・通常稼働 → 2022年12月上旬・約7割
主な生産モデル:ステップワゴン、フリード、シビック、Honda e


生産影響が生じる主なモデル:ヴェゼル・シビック・ステップワゴン


生産影響が生じるのは、主要モデルの新型ヴェゼル/シビックシリーズ/ステップワゴン

なおホンダによれば、今回の生産稼働率の減少については「昨今の諸事情による慢性的な半導体不足、及び不安定な海外情勢等の複合的な要因により、部品入荷や物流に遅延が生じている」とのことで、これにより主要モデルともいえる新型ヴェゼル(New Vezel)や新型ステップワゴン(New STEPWGN)、そして新型シビック(New Civic)が影響を受けるとのこと。

通常稼働が続く鈴鹿製作所ですが、唯一影響を受けているのが新型ヴェゼルとのことで、もしかするとステップワゴンやシビックと共有しているパーツ/半導体が不足しているのかもしれず、そう考えるとこれらのモデルの工場出荷時期や納期が短縮される可能性は低く、しばらくは生産稼働率の波も安定しないことも考えられそう。

以前もお伝えした通り、2022年11月~12月にかけては北米市場向けにも新型シビックタイプR(FL5)が製造される予定のため、その影響もあって納期も少し遅れ気味になる?との情報もありますし、部品不足に加えて海外市場向けとのウェイトバランスによっては影響してくるでしょうから、今はただひたすらに納車を待つ以外は無いのかもしれません。

新型ヴェゼルは一時納期短縮されるも、今回の影響で振り出しに?

2021年4月に初のフルモデルチェンジを迎え、発売から1.5年を迎えても「納期 約1年」が続く新型ヴェゼルですが、こちらは2022年10月~11月にかけての国内ユーザーからの納車報告も多くなり、少しずつ納期は短縮されている?とも思っていましたが、今回の生産稼働率減の影響でどこまで納期変動するか気になるところです。

2ページ目:新型ステップワゴンやシビックシリーズも長納期化する一方で、結局どういった部品が不足している?