【悲報】ホンダが2022年12月上旬の生産稼働率を約3割減に。新型ヴェゼルやステップワゴン、シビックの工場出荷目途・納期に影響がでるようだ

ミニバンの売れ行きが凄かった2022年!そしてスポーツモデルの注目度も

こちらも納期半年以上と長期化しているホンダ新型ステップワゴンですが、私がお世話になっているホンダディーラーによると、e:HEV SPADA/e:HEV SPADA PREMIUM LINEの納期は確かに長くなっていますが、ノーマルボディAIR/e:HEV AIRの納期はそこまで長期化しておらず、特にガソリンモデルのほうは3か月~4ヶ月ほどで納車可能との情報も。

これは販売エリアや販売店規模によって納期が前後することがあるため、あくまでも参考程度の情報になりますが、ステップワゴンもここまで長納期化するとは予想もしていませんでしたし、それだけ国内ユーザーからのミニバン需要は高くなっているのだと考えられます。

新型シビックシリーズもまだまだ長納期化が続きそうだ

そしてこちらも長納期化している新型シビックシリーズですが、私がお世話になっているホンダディーラーによると、ガソリンモデルのシビックはLX/EXグレード共に最低でも6か月以上、ハイブリッドタイプのシビックe:HEVは8か月近く、そしてハードコアスポーツモデルのシビックタイプR(FL5)は3年~5年と桁違いの長納期モデルに。


自動車向け半導体の生産ウェイトはそこまで高くない?

具体的にどういったパーツが不足していて、どういった半導体が不足しているのかは明らかではないものの(トヨタなども同様)、以前私がサラリーマン時代に仲良くしていた某半導体メーカーのエンジニアからの情報によると、車関係の半導体は、スマホ関連に使われる半導体とは世代が古く、生産割合(ウェイト)も大きく異なるとのこと(あくまでも某エンジニア談)。

この状況で大手半導体メーカーでの自動車向けの半導体を増産する可能性は低い?とのことで、その影響もあってトヨタやキオクシア、ソニーグループ、ソフトバンク、NTT、デンソー、NEC、三菱UFJ銀行の8社が出資し、新しい半導体メーカーとなるRapidus(ラピダス)が設立する流れになったのではないかと考えられます。

ラピダスでは、最先端(2ナノメートルのロジック)の半導体開発・量産を目指し、製造技術の開発はIBMなどと連携し、政府が700億円を投じて支援する計画となっています。

但し、この企業が自動車向け半導体の製造に向けて本格的に始動するにはまだまだ時間を要するため、先述にもある通りしばらくは生産の波は安定しないままとなりそう。

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Reference:Honda