こんなに人を「笑顔」にさせるスポーツカーは他に無い…フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)に試乗した友人・知人の第一声は全て「楽しい」だった
試乗して笑顔になっている人たちを見ていると、自然とこちらも笑顔になれる
2022年10月に私に納車されて1ヶ月以上が経過したホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。
走行距離ももうすぐ1,000kmに到達しますが、この1ヶ月の間に最低でも6名の友人・知人に試乗していただきました。
要望に応じて、高速道路やワインディングロードなどを走っていただいたのですが、ドライブフィールやシフトフィール、旋回性、アクセルレスポンス、そして直列4気筒VTECターボの刺激的なサウンド全てがドライバーのテンションを高め、試乗した皆さんが自然と笑顔になっているのが印象的でした。
こういった刺激的なスポーツカーを所有していると、自分だけで楽しむのも勿体なく、誰かと共有してお互いに笑顔になれるのも、この車の魅力の一つだと考えていて、車に対する新たな価値に気付けたように感じられます。
新型シビックタイプR(FL5)を試乗した人の第一声は「楽しい」
今回新たな発見の一つとして、新型シビックタイプR(FL5)を試乗する友人・知人の反応を見ていると、皆さん口を揃えての第一声が「楽しい」。
この車以外にも、過去に様々なSUVやミニバン、セダン、軽自動車などを試乗していただいたこともありましたが、ファーストインプレッションでの反応は概ね「あぁ、なるほど」「こんな感じなのね」「乗り心地はこんな感じか…」「他の車に比べると軋みが少ない」など、冷静な反応且つ具体的な指摘からのスタートになりますが、新型シビックタイプRは「何コレ楽しい！」「ヤバイ！」ととにかくハイテンションで抽象的。
「ここまで人間って変われるもんかね…」と思わせるほどに、皆さん少年のように楽しそうな表情でステアリングを握り、そして初めてシビックタイプRを運転しているとは思えないほどに軽快なシフト操作で加速させていきます。
走らせることが「楽しい」と思わせるだけでなく、1速→2速にシフトチェンジしたときの軽快なスコスコ感は、これからの走りを更に楽しませてくれそうなワクワク感を与えてくれるそうで、この辺りはロータス・エリーゼ(Lotus Elise)や日産フェアレディZ(Nissan Fairlady Z)、シビックタイプR(FK8)、トヨタGR86を所有するスポーツカー乗りの方々が新鮮に感じるポイントなのだそう。
※他のMT車だと、1速→2速へとシフトアップは、どうしても少しリズムが合いづらい模様
新型シビックタイプR(FL5)のシフトチェンジは期待を裏切らない
「シフトフィールってそんなに違うものなの？」っと思われる方も多いと思いますが、直近でGR86や先代FK8などを試乗させていただいたからこそ言えるものであり、改めて自身のFL5を運転したときに、「この車ってこんなにストレスなくシフトチェンジできるんだ…」と実感。
人馬一体の如く1速→2速→3速…へとシフトアップしていくテンポの良さはもちろんですが、個人的に最も気持ち良く感じるのは、R(リバース)→1速へのシフト変換。
始まりから終わりまで一切隙を見せないタイプR
つまりは駐車場でバック駐車、もしくは駐車場からバックで出て発進に切り替えるときの動作になるわけですが、”R”に切り替えるときのは少しカタメなので、6速とRの入れ間違いになることはないのですが、バックしたあとにR→1速にシフトチェンジするときのスピード感やナチュラルさは、何とも言葉では表せないほどの気持ち良さがあるんですね。
これは是非とも体感してほしいポイントの一つなのですが、「これから走らせるぞ！」とドライバーをその気にさせてくれる一方、バック駐車で車体の姿勢を調整する際に1速に切り替えたとき「まだ車から降りたくない！勿体ない！」と思わせるような高揚感も与えてくれるため、改めてこの車の良さというのは、始まりから終わりの全てに詰まっているのだと感じた次第です。
2速→1速のレブマッチは誰もが驚いていた
あとはFL5で採用された2速→1速のレブマッチシステム。
シフトダウン時にエンジンの回転数を合わせることでギクシャク感を無くすわけですが、この2速→1速のシフトダウンを取り入れるだけでタイプRの魅力が更に引き立っていて、実際に試乗した友人・知人は「凄い！ヤバイ！」を連発。
特に交差点で右左折、もしくは停止線前で更に減速する際に活用することが多く、シフトダウン時のサウンドがドライバーの気持ちを更に高ぶらせてくれるのを見ると、「この車ってマジで隙がない…」と思わせてくれるんですね。