日本人モータージャーナリスト兼YouTuberも購入・納車されて話題となったレクサスLFA。内外装共にレッド仕上げ&低走行距離の個体が競売へ…予想落札価格は1億円超えか
レクサスLFAは日本を代表するスーパーカーであり芸術品でもある
レクサスが世界限定500台のみ販売したスーパーカーLFA。
2022年12月末に日本人モータージャーナリストで自動車系YouTuberとしても活躍するE-CarLife with 五味やすたかチャンネルさんも購入・納車されて大きな話題となりましたね。
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そんな日本を代表するスーパーカーLFAですが、今回海外のオンラインオークションサイトRMサザビーズにて、刺激的なレッドのボディカラー&レッドの内装カラーに仕上げられた何とも珍しい個体が出品されるとして話題となっています。
レッドカラー&レッド内装のLFAは極めて希少
こちらが今回、RMサザビーズオークションにて出品されるLFA。
年式として2012年式で、シリアルナンバーは「LFA075」となるため75台目に製造されました。
ボディカラーはアブソリュートリーレッドと呼ばれるスポーティカラーで、独自仕様のレッド&フルレザーキャビンを採用しています。
そしてこのモデル、アメリカ・イリノイ州ショームバーグのディーラーにて新車として入庫・納車され、一人のオーナーによって2018年まで所有。
その後、2番目であるアメリカ・オハイオ州のオーナーが所有し、約5年間で644kmのみ走らせ、今回オークションに出品することが明らかとなっています。
レクサスLFAは新車価格で3,750万円、中古車市場やオークション市場では約1億円にて取引されている
レクサスLFAは年々高騰しているスポーツカーでありながら、投機目的として購入しているユーザーも少なくはなく、中古車市場やオークション会場では億超えで取引されるほど。
実際にLFAを購入し、納車された五味やすたか氏も、中古車価格では約1億円ながらも、今後更に高騰する可能性があるとのことで、自身の愛車でもあったフェラーリ812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)を売却してまで購入したかった一台ということを考えると、LFAはまさに「今購入しておくべき車」の候補なのかもしれませんね。
ちなみに新車価格では3,750万円と、当時の日本車では最も高額なスポーツカーであり、更に僅か50台しか販売されなかったニュルブルクリンクパッケージは、新車価格にして4,500万円でしたが、現在の中古車市場やオークションでは1.5億円~2億円にて取引されているようです(フェラーリF40やF50のような存在なのかもしれない)。
LFA最大の価値は、ヤマハチューニングによる官能的なV10サウンド
そんなレクサスLFAの真の価値を生み出したポイントが、ヤマハとの共同開発並びに独自チューニングによって実現した「天使の咆哮」ともいわれるV型10気筒自然吸気エンジン。
まるでF1のような官能的なサウンドを奏で、フェラーリやランボルギーニのV型12気筒自然吸気エンジンとは大きく異なり、ここから「日本のスーパーカーも凄いんだな」と言わしめた一台ですし、新車価格に対して製造原価が1億円近くとも噂されていたため、「作れば作るほど赤字」となる採算度外視のスーパーカーとも云われていました。
改めてパワートレインは、排気量4.0L V型10気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力560ps/最大トルク470Nmを発揮、最高回転数は9,000rpmまできっちり回すことが可能。
エンジンは、アルミニウムやマグネシウム、チタンなどで作られているため、従来のV型8気筒エンジンよりもコンパクトであり、V型6気筒エンジンよりも軽量というのも注目トピックス。