競合はレクサス新型RX?フルモデルチェンジ版・メルセデスベンツ新型GLCクーペの開発車両をスパイショット!内装はCクラス風で物理スイッチはほぼ無し
ベースの新型GLCクラスから驚くような変化は無いものの、若干の差別化はあるようだ
2022年6月に発表されたフルモデルチェンジ版・メルセデスベンツ新型GLCクラス(Mercedes-Benz New GLC Class)。
ミドルサイズSUVモデルということもあり、競合モデルにはBMW X5やアウディQ5、ボルボXC60、そしてレクサス新型RXなどが挙げられます。
今回、このモデルをベースとした派生版の新型GLCクーペ(New GLC Coupe)と思われる開発車両がスパイショットされました。
具体的なデビュー時期は明らかになっていないものの、海外カーメディアの報道によれば2023年春頃~夏頃になるのではないかと予想されています。
新型GLCクーペのエクステリアを見ていこう
こちらが今回、ドイツ北部のジルト(ズィルト)島の駐車場にてスパイショットされた新型GLCクーペの開発車両。
新型GLCクラスのエクステリアデザインが明確になっていることもあり、派生グレードではフロント・リヤセクションの一部がカモフラージュラッピングによって偽装されているのみ。
ヘッドライト意匠はほぼほぼ明確になっていますが、基本的には新型GLCクラスと同じヘッドライト意匠ながらも、フロントバンパー形状はクーペと差別化する可能性が高そうですね。
新型GLCクラスとの大きな違いは?
ちなみにこちらが新型GLCクラスのフロントマスク。
先程のGLCクーペと比較してみると、大きく異なるのはフロント両サイドのエアインテーク形状ぐらいですが、あとはフロントグリルの水平基調のガーニッシュ部分がクロームアクセントのみになるのか、それともGLCクラス同様にブラックのアクセントが追加されるのか気になるところ。
改めて新型GLCクーペの開発車両を見ていくと、両サイドの端っこに大口タイプのエアインテークを設けたことにより、よりワイド&ローな見た目でスポーティに。
あとはフロントロアグリルフレームがグロスブラックに変更されているため、シンプルなSUVスタイルとの差別化や、より都会派SUVを印象付けるためのアクセントなのかもしれません。
新型GLCクーペのサイドビューは伸びやか
こちらはサイドビュー。
トップルーフからリヤハッチにかけて下っていく滑らかなルーフラインに加え、リヤエンドにはダックテールスポイラーのようなパーツを装備(背景に写るランドローバー新型ディフェンダーの存在も気になる…)。
こうして見ると、ファストバッククーペをリフトアップしたようなスタイリッシュな見た目で、スタイリング的にはBMW X4もしくはトヨタ新型クラウンクロスオーバー(Toyota New Crown Crossover)のようなシルエットに。
あとはフロントからリヤセクションにかけて伸びやかなボディを演出するため、ドアパネルのプレスラインもGLCクラスと異なる可能性も考えられそう(そのためのカモフラージュラッピング?)。
そしてフロント・リヤフェンダーは、従来のGLCクラス同様にカラードタイプになると予想されますし、開発車両でサスペンションも評価中だとは思いますが、車高も少し低めに設定されています。
参考までに、こちらが新型GLCクラスのサイドビュー。
ホイール意匠は全く同じで、ルーフラインやCピラーの傾斜角度は大きく異なりますが、Aピラーまでの伸びやかなフロントフード形状などは基本的に同じように見えますね。