これ買い手見つかるの?納屋にて長期間放置されていた錆びだらけのマセラティ・メラクSSが競売に出品へ!フルレストアだけでとんでもない金額になりそうだ…

これまで様々な希少車が納屋にて発見され、とんでもない金額にて落札されてきたが…

世界の納屋にて、ランボルギーニ・カウンタック(Lamborghini Countach)やミウラ(Miura)、そして日本は岐阜県の某納屋にて、世界に一台しか存在しないオールアルミボディの365GTB/4デイトナ(Ferrari 365GTB/4 Daytona)が発見され、そのまま競売にて出品されて1億円以上にて取引されてきました。

今回、ポーランドの納屋にて長期間放置されていた車両が、アメリカのオークションサイトeBayにて出品されていますが、その車両というのが自走不可&修理・修復困難な1979年式のマセラティ・メラク(Maserati Merak)という高級スポーツカー。

中々にマニアックな車両ではありますが、一体どれほどボロボロな状態になっているのか、早速チェックしていきましょう。


フレームが真っ二つになってしまったボロボロのマセラティ・メラクSS

こちらが今回、アメリカのオークションサイトeBayにて出品された高級ミドシップスポーツカーのマセラティ・メラク。

年式としては1979年式になるため、改良版&パワーアップ版として販売されたメラクSSと呼ばれる個体です。

画像でもお分かりの通り、どう見ても廃車扱いのボロボロの外観で、とてもレストアすることが困難なコンディションとなっています。

先に出品時の入札額を見ていくと、15,000ユーロ(日本円に換算して約211万円)とそれなりに高額ですが、この金額はレストアや修理費用も一切含まれていませんから、仮に落札されてからオーナーのもとに届き、そこからレストアするとなると「落札額よりも高額」になることは避けられないかもしれませんね(よっぽどのメラクマニアじゃないとそもそも買わない気がしますが…)。

本当に長期間「納屋」にて放置されていたのだろうか…

こちらは別の角度からみたメラクSSのエクステリア。

フレームは半分に割れてしまい、Aピラーからルーフにかけてのボディパネルも錆びなどの影響で真っ二つに。

ここまで錆びが酷い状態となる、納屋で放置されていたというよりも外で放置されていたのでは?という疑問もありますが、もしかすると元々は外で放置されていて(事故で廃車になったままという線も考えられる?)、そのあと処理に困り納屋に一時的に移動していたのでは?とも予想してみたり。

何れにしても、どういった経緯で納屋に放置されていたのかがはっきりしていないため、それだけ謎の個体を200万円以上にて落札するのは相当な勇気が必要だと思います。

足もとも錆び錆びの鉄チンホイールが確認でき、後輪はホイールカバー付き?だと思われますが見た目の印象が大きく異なりますね。

内装もボロボロだが、走行距離は約4万km

内装もボロボロですが、メーター関係は原型をとどめていますね(足元の木製パネルも何だか興味深い)。

ステアリングホイールも本革が剥がれてしまい、金属の部分は錆が確認できるものの、なぜか3スポーク部分は特にこれといった錆は無し。

こちらは速度メーター。

ODOメーターは29,023マイル(46,700km)とそこまで走られていません。

2ページ目:マセラティ・メラクは日本のとあるカーショップでも長期間放置されていた?