これ買い手見つかるの?納屋にて長期間放置されていた錆びだらけのマセラティ・メラクSSが競売に出品へ!フルレストアだけでとんでもない金額になりそうだ…

(続き)オークションにて出品されているボロボロのマセラティ・メラクSSを見ていこう

引き続き、マセラティ・メラクSSを見ていきましょう。

ミドシップに搭載されているはずのエンジンが確認できませんが、どうやら出品前に取り外したのだそう。

パワートレインは、メラクSS用にパワーアップした排気量3.0L V型6気筒エンジンを搭載し、最高出力220hp/6,500rpm、最大トルク275Nm/4,400rpmを発揮。

元々メラクは、シトロエンとの共同開発によって実現したモデルですが、改良版となるメラクSSではシトロエンの関係性を絶ち、更には同社との共通部品を廃してマセラティオリジナルに仕上げられています。

そして当時のハイパフォーマンススポーツカーのボーラに弟分としても注目されたため、先述ではマニアックなモデルと説明しましたが、マセラティのラインナップでは非常に有名な一台でもあります。

ただ、このモデルは1972年~1983年まで僅か1,830台しか生産されなかったため、希少性も高く、今でもコンディション抜群の個体は高額値で取引されるほど。

パーツ類もキレイに取り外されていますが、サスペンションやエキゾースト関係含め、その多くが錆びて使い物にならなそう。

内装の本革シートも破れ、劣化やカビなども確認できます。

ちなみにこのモデル、元々はアメリカへと正規にて輸入されたモデルでしたが、その後なぜかポーランドの都市クラクフへと渡りました。

これについてもどういった経緯で渡ったのかは不明ですが、知れば知るほどに謎の多い一台ですし、果たして買い手が見つかるのかも気になる所です。


実は日本のカーショップでも目撃されているマセラティ・メラク

ちなみにこのマセラティ・メラクですが、過去にも岐阜県のカーショップPROAUTOに置かれていた希少な一台。

先程のeBayにて出品されていた個体に比べると、外観は美しいものの、恐らく自走は不可能だと予想されます。

このモデルもメラクSSではないかと予想されますが、今現在もPROAUTOにて放置されているのか、そもそもPROAUTO自体、今現在も営業を続けているのか気になる所ですね。

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Reference:eBay