トヨタ新型ヤリスがリコールに続き新たな不具合?この他レクサスRX450hのカスタムマフラーに改善対策、BMW新型2シリーズアクティブツアラーはオイル関連のリコール

パノラミックビューモニターに続き、今度はリヤドラムブレーキ関連に不具合

前回のブログにて、トヨタの主要モデルともいえる新型ヤリス(Toyota New Yaris)/ヤリスクロス(New Yaris Cross)の2車種・計24,391台に、パノラミックビューモニター[PVM]が表示されないというリコールが届け出されましたが、その後ヤリスのみに限り、新たな不具合が発生しています。

具体的な対象数については明らかになっていないものの、不具合内容としてはリヤドラムブレーキにおいて、ホイールシリンダ取付部付近に洗車等で高圧の水がかかった場合、ブレーキ内部に水が浸入することがあるため、浸入した水が乾かない内に低温環境下で駐車した場合、水が凍結して、警告灯が点灯するとともに一時的にブレーキが解除できないおそれがあるとしてサービスキャンペーンを届け出ています。


対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合の発生件数については明らかになっておらず、具体的に発生元も不明なのも気になる所です。

【サービスキャンペーン対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ヤリス]
・6AA-MXPH10/MXPH10-2000000~MXPH10-2077329/令和元年12月11日~令和 3年 8月25日/台数不明(ハイブリッド車のみ)

・6AA-MXPH15/MXPH15-0001001~MXPH15-0013062/令和元年12月11日~令和 3年 8月26日/台数不明(ハイブリッド車のみ)

改善措置としては、全車両、リヤドラムブレーキのホイールシリンダ取付部にシール材を塗布するとのことです。

ところでサービスキャンペーンやリコール、改善対策との違いは?

ちなみにリコール等の不具合に関しては「起きないことが一番安全」ではあるものの、工業製品である以上、どこかしら不具合が生じる恐れがあり、その対策や処置としてリコールや改善対策、サービスキャンペーンが存在します。

処置の重要度しては「リコール>改善対策>サービスキャンペーン」の順で、リコールの場合だと「事故や走行が困難」といった問題に発展する恐れ、サービスキャンペーンだと「事故が発生するほどではなく、公道走行に支障を来すほどのレベルではない(そのためサービスキャンペーンの対応をうけるかどうかは任意)」内容になると言われています。

それぞれの内容の違いは以下の通り。

【リコール/改善対策/サービスキャンペーンの違い】

◇リコール
その不具合が原因で道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態。放置しておいたら重大な事故に繋がる可能性があり(エンストや火災など)。

◇改善対策
道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態(排ガスや動作不良)。

◇サービスキャンペーン
上記には該当せず、その不具合が原因で品質上の問題など不快な思いをする可能性がある状態。放置しておいても、不快な思いはするが、重大な事故等の危険に繋がる事はない。従って、キャンペーンは放置しても特に問題はない。(車検も通り、壊れるような箇所ではない)

via:Suzuki

2ページ目:レクサスRX450hのカスタムマフラーに改善対策、BMW新型2シリーズアクティブツアラーに早くもリコール