米にてホンダ・フィット/HR-V(日本名:ヴェゼル)に11.5万台の大量リコール!更にトヨタRAV4 PHVにも電圧低下の恐れがあるとして1万台超えのリコール

おそらく日本市場向けも同様の大規模リコールとなる恐れも

アメリカ市場向けとして販売されたホンダ・フィット(Honda FIT)やHR-V(日本名:ヴェゼル/Vezel)の2車種・計114,686台に大量リコール。

不具合内容としては、インフォテインメントシステムの設計上の欠陥により、対象車両のバックアップカメラが起動しなくなる恐れがあるとして、アメリカの規制をクリアしていないとのこと。

ホンダによると、インフォテインメントユニットの「誤動作の潜在的な傾向」を知り、調査を開始したところ、2021年8月までに車両エンジンを始動したときに問題が発生したと判断。

対象モデルの年式としては、2018年~2020年に製造された先代フィット3と、2019年~2022年に製造された先代HR-Vになりますが、後者の年式を確認する限りだと、新型は対象に含まれていない可能性が高そうですね。


改善措置としてアップデート版のソフトウェアを再インストールすることに

なおホンダは、2023年1月27日の時点で、この問題に関連する205件の保証請求を受けたと述べていて、故障したバックアップカメラに関連する事故または死亡・負傷事故に関する報告も受けていないとのことですが、社内で発見されたものではなく市場からの情報により発覚した内容とのこと。

また、この問題を解決するために、ホンダは2023年3月13日に顧客への連絡を開始する予定で、改善措置としては、インフォテインメントシステムにプログラム修正されたソフトウェアを再インストールすることで対応するそうです。

過去に日本では、フィットやヴェゼル等を対象とした大規模なサービスキャンペーンを実施

ちなみにフィットやHR-V(ヴェゼル)関連のリコールで有名だったのが7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)。

これは2019年に国土交通省に届け出されたものとなりますが、対象モデルとしてはフィット/ヴェゼル/シャトル(Shuttle)/グレイス(Grace)/ジェイド(Jade)の5車種・計661,156台と大規模。

不具合内容としては、7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)型自動変速機を搭載した車両において、自動変速機制御コンピューターのプログラムが不適切なため、変速機内の1速ギヤのハブが摩耗した際、緩い下り坂での停止直前にブレーキペダルを離すと1速ギヤが噛み合わずトランスミッション警告灯が点滅しメーターディスプレイに「トランスミッション点検」と表示。

更に、停車後に発進出来なくなるおそれがあるとして任意ではありますが無償で修理を対応しました。
※なお、パワースイッチの操作により発進は可能

改善措置としては、自動変速機制御コンピューターを対策プログラムに書き換えるサービスキャンペーンを実施するそうです。

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