これ一体いくらになるの…日産スカイラインGT-R R32レースカーと希少なR34 V-Spec N1コンプリートカーが競売に出品!予想落札価格は日本円で6,000万円超えになりそうだ

(日本製)JDMスポーツカー人気は一体どこまで続くのだろうか

映画「ワイルド・スピード(Fast and Furious)」にも登場し、日本市場だけでなくアメリカ市場、欧州市場でも高い人気を得ている日本製スポーツカー。

特に右ハンドル仕様のトヨタ80スープラ(Toyota 80 Supra)や、スバル・インプレッサ22B STi(Subaru Impreza 22B STi)、日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)といった国産スポーツカーの人気は凄まじく、中古車市場やオークション市場では6,000万円以上にて取引される例も。

今回も希少且つ高額値での取引が期待される日産スカイラインGT-Rシリーズが、2023年3月2日に開かれるBonhams Amelia Islandオークションにて出品されるとのことで、大きな注目を集めています。


レストアされずに保管されてきた極上のスカイラインGT-R R32グループA ’BP Trampio’レースカー

まずは1992年式となる日産スカイラインGT-R R32をベースにした、スカイラインGT-R R32グループA ’BP Trampio’レースカー。

このモデルは、最後の全日本GT選手権(JGTC)グループAにて優勝したR32ベースのレースカーで、グループAの多くのスカイラインシリーズは、翌年のJGTCシリーズのために復元または変更されているものの、今回のイエローとグリーンの個体に関しては、当時の状態のままでレストアもされずにキレイに保管されていたとのこと。

ル・マンレースシリーズにおいて歴代最多勝利を獲得

そして、この鮮やかなボディカラーを持つ個体(グループA ’BPトランピオ’ レースカー)は、ル・マンレースにて歴代最多勝利数(9回)の記録を持つ伝説のドライバー・トム・クリステンセン氏が操作していました。

ちなみにこのモデル、今回オークションに出品予定の現オーナーが1996年に購入したものだそうで、常に自走できるようにメンテナンスを怠らなかったとのこと。

博物館にて25年間保管された後、オーナーは2021年にて富士スピードウェイにて走らせるため、BBS製マグネシウムホイールと新しいレース専用タイヤを履かせて走らせたそうですが、ネットニュースなどにて取り上げられなかったのは意外でしたね。

パワートレインは、当時のレーシング仕様のままとなる排気量2.6L 直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、ECCSマルチポイント電子燃料噴射を採用することで最高出力600hpを発揮、トランスミッションは5速MT、駆動方式は四輪駆動(AWD)のみとなります。

予想落札価格は375,000ドル~475,000ドル

内装もスパルタンなのはもちろんのこと、軽量化のために助手席も廃除されています。

ちなみにこのモデルのオークションでの予想落札価格は375,000ドル~475,000ドル(日本円に換算して約5,110万円~6,470万円)とのことですが、その希少性の高さからまだまだ高騰することが期待されています。

2ページ目:超希少なスカイラインGT-R R34 V-Spec N1 ’Mine’s Tribute’も競売に出品へ!