BMW1シリーズ／2シリーズ／3シリーズ／X1／X2などに11万台超えの大量リコール！更にアルピナXD3やフォルクスワーゲン新型T-ROC等、火災に至る不具合も
最悪の場合、ディーゼルモデルが火災に至る恐れあり
BMW1シリーズや2シリーズ、X1／X3などの25車種・計110,427台に大量リコール。
不具合内容としては、ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、経年変化により冷却水が漏れるものがあるとのこと。
その場合、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性があり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデル(一部抜粋)をチェックしていこう！
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は既に2件発生しており、29件もの不具合が報告されているとのことで、今回の不具合も市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧(一部抜粋)】
[対象型式／対象車台番号／製作期間／対象者台数][118d]
・LDA-1S20／WBA1S520605B26732 ～ WBA1S520805B26733／平成 28 年 2 月 22 日／2台・LDA-1S20／WBA1S520205E92350 ～ WBA1S520105E93697／平成 28 年 2 月 29 日 ～ 平成 28 年 7 月 29 日／995台
・LDA-1S20／WBA1S520905G80282 ～ WBA1S520205G83279／平成 28 年 8 月 1 日 ～ 平成 29 年 7 月 14 日／2,165台
・LDA-1S20／WBA1S520805K16039 ～ WBA1S520105K18537／平成 29 年 7 月 14 日 ～ 平成 30 年 1 月 15 日／1,736台
・LDA-1S20／WBA1S520705L18108 ～ WBA1S520605L21436／平成 30 年 1 月 15 日 ～ 平成 31 年 3 月 6 日／2,730台
・LDA-1S20／WBA1S520X05N00840 ～ WBA1S520705N56539／平成 31 年 3 月 8 日 ～ 令和元年 5 月 18 日／249台
・LDA-1S20／WBA1S520007D07815 ～ WBA1S520507D99715／平成 30 年 11 月 15 日 ～ 平成 31 年 4 月 18 日／102台
・LDA-1S20／WBA1S520607E00001 ～ WBA1S520707E45724／平成 31 年 4 月 18 日 ～ 令和元年 6 月 27 日／169台
・LDA-1S20／WBA1S52060V566303 ～ WBA1S52030V847541／平成 28 年 2 月 11 日 ～ 平成 30 年 11 月 5 日／3,636台
[218d Active Tourer]
・LDA-2C20／WBA2C120307A36971 ～ WBA2B920507A49884／平成 29 年 5 月 15 日 ～ 平成 30 年 2 月 26 日／1,693台・LDA-2C20／WBA6Z120707D01018 ～ WBA6Z120407D99702／平成 30 年 11 月 7 日 ～ 平成 31 年 4 月 23 日／550台
・LDA-2C20／WBA6Z720X07E00662 ～ WBA6Z120907E93395／平成 31 年 4 月 23 日 ～ 令和元年 9 月 12 日／721台
・LDA-2C20／WBA6Z720107F00021 ～ WBA6Z120607F89016／令和元年 9 月 20 日 ～ 令和 2 年 2 月 26 日／83台
・LDA-2C20／WBA2C12040V373710 ～ WBA2C12090V949405／平成 27 年 2 月 19 日 ～ 平成 29 年 10 月 28 日／6,285台
・LDA-2C20／WBA6Z12080VC96472 ～ WBA6Z12020VC96970／平成 30 年 2 月 14 日 ～ 平成 30 年 5 月 25 日／499台
・LDA-2C20／WBA6Z72030VD54538 ～ WBA6Z72090VD54768／平成 30 年 2 月 14 日 ～ 平成 30 年 11 月 5 日／230台
・LDA-2C20／WBA6Z120X0VF79021 ～ WBA6Z12020VF79868／平成 30 年 5 月 25 日 ～ 平成 30 年 11 月 6 日／847台
[218d Gran Tourer]
・LDA-2E20／WBA2E920005A46426 ～ WBA2E920805A46965／平成 28 年 10 月 31 日 ～ 平成 30 年 2 月 28 日／513台・LDA-2E20／WBA2E520605C94401 ～ WBA2E520905C96899／平成 27 年 8 月 6 日 ～ 平成 28 年 4 月 14 日／1,428台
・LDA-2E20／WBA2E520905E96200 ～ WBA2E520105E98197／平成 28 年 3 月 5 日 ～ 平成 28 年 9 月 28 日／1,516台
・LDA-2E20／WBA2E520105G91286 ～ WBA2E520305G93279／平成 28 年 9 月 29 日 ～ 平成 29 年 5 月 24 日／1,348台
・LDA-2E20／WBA2E520605K08338 ～ WBA2E520305K10337／平成 29 年 5 月 24 日 ～ 平成 30 年 2 月 1 日／904台
・LDA-2E20／WBA2E520105L12333 ～ WBA2E520505L12450／平成 30 年 2 月 2 日 ～ 平成 30 年 3 月 1 日／113台
・LDA-2E20／WBA7P520905N01148 ～ WBA7P520505N99983／平成 31 年 3 月 8 日 ～ 令和元年 7 月 15 日／378台
・LDA-2E20／WBA7P120405P00097 ～ WBA7P120505P62494／令和元年 7 月 12 日 ～ 令和元年 10 月 31 日／197台
・LDA-2E20／WBA7P120405R01269 ～ WBA7P120X05R35801／令和元年 12 月 18 日 ～ 令和 2 年 2 月 10 日／28台
・LDA-2E20／WBA7P12050EH82604 ～ WBA7P52080EH84158／平成 30 年 2 月 13 日 ～ 平成 31 年 3 月 7 日／1,555台
・LDA-2E20／WBA7P12070EP89972 ～ WBA7P12040EP90304／平成 30 年 12 月 6 日 ～ 平成 31 年 3 月 7 日／333台
・LDA-2E20／WBA2E52000P793907 ～ WBA2E52060P794897／平成 27 年 2 月 20 日 ～ 平成 27 年 8 月 6 日／528台
[320d]
・LDA-8C20／WBA8C520X05L48411 ～ WBA8C520305L49576／平成 30 年 3 月 2 日 ～ 平成 30 年 8 月 1 日／410台・LDA-8C20／WBA8H92040A253715 ～ WBA8H92090A968330／平成 29 年 6 月 8 日 ～ 令和元年 5 月 2 日／2,095台
・LDA-8C20／WBA8H92020FH03982 ～ WBA8H92000FH13779／令和元年 5 月 13 日 ～ 令和元年 5 月 24 日／26台
・LDA-8C20／WBA8C52000K723921 ～ WBA8C520X0K842768／平成 28 年 2 月 29 日 ～ 平成 29 年 6 月 8 日／2,410台
・LDA-8C20／WBA8C56020NT33458／平成 28 年 3 月 10 日／1台
・LDA-8C20／WBA8C56010NU23703 ～ WBA8C56040NU87086／平成 28 年 4 月 4 日 ～ 平成 30 年 2 月 4 日／4,545台
[320dグランツーリスモ]
・LDA-8T20／WBA8T32080B083252 ～ WBA8T32010B083643／平成 29 年 11 月 6 日 ～ 平成 31 年 3 月 29 日／17台・LDA-8T20／WBA8T32050G441278 ～ WBA8T52020G573295／平成 29 年 2 月 28 日 ～ 令和元年 6 月 13 日／424台
[523d]
・LDA-JC20／WBAJC32060B075376 ～ WBAJC32000B386141／平成 29 年 7 月 1 日 ～ 平成 31 年 2 月 27 日／1,198台・LDA-JC20／WBAJC32050G466604 ～ WBAJC32040G939490／平成 28 年 10 月 27 日 ～ 平成 31 年 2 月 22 日／2,708台
・LDA-JC20／WBAJC320X0WA06220 ～ WBAJC32050WA06657／平成 29 年 3 月 1 日 ～ 平成 30 年 8 月 1 日／385台
・LDA-JC20／WBAJC32000WB54988 ～ WBAJC32060WB96615／平成 29 年 2 月 22 日 ～ 平成 30 年 4 月 9 日／690台
・LDA-JC20／WBAJC32060WE58438 ～ WBAJC32090WE59499／平成 30 年 4 月 9 日 ～ 平成 30 年 8 月 1 日／378台
・LDA-JC20／WBAJC32090WW00049 ～ WBAJC32080WW02911／平成 30 年 8 月 2 日 ～ 平成 30 年 8 月 30 日／75台
[523dツーリング]
・LDA-JC20／WBAJM72080G637303 ～ WBAJM72070G984265／平成 29 年 2 月 1 日 ～ 平成 29 年 5 月 5 日／283台・LDA-JM20／WBAJM72050BM89902 ～ WBAJM72000BM91900／平成 30 年 1 月 29 日 ～ 平成 31 年 1 月 24 日／754台
・LDA-JM20／WBAJM72030BR93963 ～ WBAJM72070BR94033／平成 31 年 1 月 24 日 ～ 平成 31 年 2 月 27 日／71台
・LDA-JM20／WBAJM72050G637341 ～ WBAJM72060G987173／平成 29 年 2 月 7 日 ～ 平成 31 年 2 月 22 日／950台 他
改善措置としては、全車両、エンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換え、冷却水の漏れやエンジン過熱を早期に感知させ、警告灯を点灯させるとのこと。
さらに、インテークマニホールドの溶損が拡大する前に保護機能を作動させるとともに、エンジン警告灯を点灯させ、出力を制限させ、過去に冷却水補充の履歴が確認できた場合は、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、必要に応じて対策品と交換するリコール作業を実施するとのことです。
2ページ目：BMWアルピナの一部モデルも火災の恐れ！フォルクスワーゲン新型T-ROCはテールランプが保安基準に適合しない恐れ？