ランボルギーニ・アヴェンタドールの後継モデル「LB744」のエンジンと公式仕様が公開!V型12気筒エンジンでトライモーター込みだと1,000馬力以上!そしてトランスミッションも遂にDCTに

ランボルギーニCEOの既報の通り、アヴェンタドール後継はV12エンジンを守りぬく

いよいよ2023年3月末に世界初公開予定となっているランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador)の後継モデル。

既にランボルギーニは、欧州連合知的財産庁(EUIPO)に「レブエルト(Revuelto)」という商標を届け出ていて、この名称の意味もスペイン語で「かき混ぜた/暴動/反乱/けんか/カーブ」といった様々な意味合いを持ち、その中で「かき混ぜた」というのが、いわゆるハイブリッド(Hybrid)/プラグインハイブリッド(PHEV)を意味するのではないか?とも予想されていました。

その後ランボルギーニCEOであるステファン・ヴィンケルマン氏は、「次期フラッグシップモデルには、V型12気筒自然吸気エンジンが継承され、それはプラグインハイブリッドシステムと組み合わされる」ことを明言しましたが、遂にその具体的な仕様がランボルギーニ公式ニュースリリースより公開されました。


アヴェンタドール後継のコードネームは「LB744」…一体どんなスペック?

こちらが今回、ランボルギーニ公式が公開したアヴェンタドール後継の心臓部ともいえるエンジン。

パワートレインは、アヴェンタドールより受け継がれる排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンで、従来のV12エンジンに比べて180度反転しています。

このエンジンの型式は「L545」とのことで、これまでランボルギーニがラインナップしてきたアヴェンタドールシリーズ用のV12エンジンに比べて17kgも軽い218kgを実現。

そして気になるエンジンのみの出力とトルクですが、最高出力825ps/9,250rpmで、最大トルクは725Nm/6,750rpmを発揮するとのことで、このエンジンスペックはランボルギーニの公道ラインナップモデルとしては史上最強を誇ります。
※サーキットモデルのエッセンザSCV12は最高出力830ps

トランスミッションは待望となる新開発の8速DCT

そしてこの強力なV12エンジンに組み合わさるのが、フロント2基+リヤ1基の電気モーター&リチウムイオンバッテリーのハイブリッドシステムで、更にトランスミッションも、遂にシングルクラッチから新開発の8速DCTへと大幅にアップデートされます。

これまで変速の度に非常にショックの大きかったアヴェンタドールのシングルクラッチですが、ようやく次期フラッグシップモデルでは、その変速ショックを抑えてシームレスなシフトアップを実現するデュアルクラッチへと変更されます。

エンジンとトランスミッションのレイアウトを変更

先程もチラッとだけ記載しましたが、今回のLB744の最大の特徴が、エンジンとトランスミッションの搭載方法がこれまでと異なり180度反転しているということ。

つまり、キャビン側から見たときにエンジンからトランスミッションという一般的なレイアウトにすることで、センタートンネルの巨大ミッションの代わりに、ヘビーウェイトなリチウムイオンバッテリーを置いたことが要因と考えられます(それにしてもこのレイアウト、ミウラと何かしら共通点がありそう…)。

2ページ目:エンジンと電動モーターを組み合わせたシステム総出力は1,000ps以上?!