BMW1シリーズ/2シリーズ/3シリーズ/X1/X2などに11万台超えの大量リコール!更にアルピナXD3やフォルクスワーゲン新型T-ROC等、火災に至る不具合も
先程のBMW同様に、ディーゼルモデルが火災に至る恐れあり
続いては、先程のBMWの独自チューニングブランド・アルピナXD3/XD4/D5 Sの3車種・計286台にリコール。
不具合内容としては、先ほどのBMWの11万台を対象したものと同じく、ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、経年変化により冷却水が漏れるものがあるとのこと。
その場合、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性があり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は起きておらず、仕入れ先からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][XD3]
・A-LU20/WAPDG0100KLU20001 ~ WAPDG0100MLU20190/平成 31 年 1 月 25 日 ~ 令和 3 年 2 月 10 日/112台[XD4]
・7DA-MU30/WAPDG0200LMU30121 ~ WAPDG0200MMU30268/令和 1 年 12 月 16 日 ~ 令和 3 年 6 月 9 日/33台・7DA-MU30/WAPDG0200NVU30280、WAPDG0200NVU30284/令和 4 年 1 月 27 日/2台
[D5 S]
・FDA-5U20/WAPDG3000JJU20001 ~ WAPDG3000KJU20117/平成 29 年 10 月 5 日 ~ 平成 31 年 2 月 12 日/85台・3DA-5U20/WAPDG3000KJU20119 ~ WAPDG3000LJU20185/平成 31 年 2 月 12 日 ~ 令和 2 年 9 月 24 日/54台
改善措置としては、全車両、エンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換え、冷却水の漏れやエンジン過熱を早期に感知させ、警告灯を点灯させるとのこと。
さらに、インテークマニホールドの溶損が拡大する前に保護機能を作動させるとともに、エンジン警告灯を点灯させ、出力を制限させ、過去に冷却水補充の履歴が確認できた場合は、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、必要に応じて対策品と交換するリコール作業を実施するとのことです。
テールランプのプログラムが保安基準に適合していない恐れあり
最後は、フォルクスワーゲンT-ROCの3車種・計2,031台にリコール。
不具合内容としては、テールライトにおいて、車両の解錠又は施錠と連動し尾灯の光度が順に変化しながら点灯するアンサーバック機能を有するものがあるとのこと。
しかし、この点灯プログラムが不適切なため、一連の作動時間が長くなり、保安基準に適合しないとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は起きておらず、仕入れ先からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][T-ROC 1.5/110kW]
・3BA-A1DPC/WVGZZZA1ZNV136326~WVGZZZA1ZPV534691/令和4年6月6日~令和4年10月19日/747台[T-ROC 2.0 TDI/110kW]
・3DA-A1DFF/WVGZZZA1ZPV503027~WVGZZZA1ZPV535909/令和4年9月11日~令和4年10月19日/940台[T-ROC 2.0/221kW]
・7BA-A1DNFF/WVGZZZA1ZPV500137~WVGZZZA1ZPV536142/令和4年8月22日~令和4年10月19日/344台
改善措置としては、全車両、オンボードサプライコントロールユニットを尾灯が順に光度変化しない対策プログラムに書き換えるリコール作業を実施するとのことです。