ホンダ・オデッセイ/アコード/CR-V/インサイトなど約45万台に大量リコール!メルセデスベンツCクラスの不具合では既に火災事故も…テスラ・モデルSにもリコール

外気温が低くなるとシートベルトが装着できない恐れ

アメリカにて販売されたホンダ・オデッセイ(Honda Odyssey)/CR-V/インサイト(Insight)/アコード(Accord)/アキュラRDXの5車種・計448,613台に大量リコール。

不具合内容としては、外気温が低い状態でシートベルトを装着することが難しくなるとのことで、2017年~2020年に製造されたモデルを対象に、シートベルト用バックルの製造エラーが要因とのこと。

北米ホンダによれば、バックルチャネルがリリースボタンとの干渉につながる恐れがあると説明していて、継続的に使用すると表面コーティングが劣化し、リリースボタンが低温でチャネルに対して収縮、摩擦が増えてベルトがラッチされなくなる恐れがあるとのこと。

その場合、シートベルトが著しく損なわれ、事故が発生した場合に乗員が正しい位置に保持されず怪我のリスクが高まる恐れがあるとして、運転席と助手席の両方に影響することが明らかになっています。

幸い、この不具合による事故は起きていない模様

実はこの問題、北米ホンダが2019年6月あたりから認識していて、すぐに調査を開始。

1年後にホンダは何が起こっているのかを把握し、この問題が現場の車両にどの程度影響するのかも調査し始めました。

その結果として、2017年~2020年まで製造されたCR-V、2018年~2019年まで製造されたアコード/アコードハイブリッド、2018年~2020年まで製造されたオデッセイ、2019年式のインサイト、そして2019年~2020年まで製造されたアキュラRDXが対象となっています。

北米ホンダは、この問題について301件の保証請求を受けていますが、幸いなことに2019年3月から2023年1月までの間に、この欠陥に関連する怪我や死亡の報告はないとのこと。

改善措置としては、両方のフロントシートのシートベルトバックルリリースボタンを交換し、必要に応じてバックルアセンブリの交換を行うリコール作業を実施するとのことです。


テスラ・モデルSはフロントボンネットが開いてしまい、ドライバーの視界の妨げになる恐れ

続いて、テスラ・モデルS(Tesla Model S)の1車種・138台にリコール。

不具合内容としては、フロントトランクにおいて、第二ラッチの取付部の設計が不適切なため、仕様にあった篏合がされていないものがあるとのこと。

そのため、運転者が意図せず第一ラッチを開放した場合、第二ラッチが機能しないことにより、フロントのトランクフードが開放し、ドライバーの視界を妨げるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は発生しておらず、アメリカ本国メーカーからの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[モデルS]
・ZAA-SWL1S/5YJSB7E12GF134758/平成28年4月9日/1台

・ZAA-SWL2S/5YJSB7E22FF105509~5YJSB7E21GF134291/平成27年10月22日~平成28年4月7日/22代

・ZAA-SWL2S2/5YJSB7E47FF093049~5YJSB7E41GF134292/平成27年10月13日~平成28年4月7日/8台

・ZAA-SWL2S2A/5YJSB7E41FF098554~5YJSB7E44GF132844/平成27年10月13日~平成28年3月30日/34代

・ZAA-SWL2SA/5YJSB7E26FF110664~ 5YJSB7E2XGF134290/平成27年10月14日~平成28年3月30日/34台

・不明/5YJSB7H21FFA70265~5YJSB7E20JF237869/平成27年1月14日~平成30年1月9日/39台

改善措置としては、全車両、該当する部品の取付検査を行い、適切な取付状況に修正をするリコール作業を実施するとのことです。

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