ランボルギーニ新型レヴエルト/レブエルト(Revuelto)が遂に世界初公開!ランボルギーニ次世代モデルで「宇宙航空」からインスパイアされ、助手席でも「副操縦士」を味わえる?!

2023-03-30

過去にリークされた画像の通り、シアン風のエクストリームな見た目に

2023年3月29日、ランボルギーニがアヴェンタドール(Lamborghini Aventador)の後継モデルとなる新世代V12フラッグシップモデルの新型レヴエルト/レブエルト(New Revuelto)を世界初公開しました。

ランボルギーニがこれまで公開してきたティーザー画像・動画にもあるように、新型レヴエルトはV型12気筒自然吸気エンジンを継承し、新世代プラグインハイブリッド(PHEV)システムを採用することで、システム総出力1,000hp以上を発揮。

更に13種類のドライブモードを備え、3基の電気モーターによる強力なアシスト力、ウラカンの7速DCTよりも軽量且つスムーズなつながりを見せる8速DCTの搭載、そして航空宇宙からインスパイアされたデザインと、助手席に乗る乗員が「副操縦士」になったかのようなパッセンジャーディスプレイが備わった近未来型ハイパーカーとなっています。


新型レヴエルトのエクステリアを見ていこう

早速新型レヴエルトのエクステリアを見ていきましょう。

イメージカラーは爽やかなオレンジ系で、見た目の印象としては世界限定63台のみ販売されたシアンFKP37(New Sian)に近いものがありますね。

レヴエルトに関しては、既にパワートレインやシャシー、インテリアのティーザーキャンペーンにより概ね基本情報が明らかになっているので最小限の説明に抑えますが、一番のトピックスはパワートレイン。

カウンタックから受け継がれてきたV型12気筒自然吸気エンジン

エンジンはもちろんリヤミドシップに搭載されますが、夜間でもランボルギーニのエンジンを魅せるためにギミックライトを搭載。

そしてエンジンは排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、ここに3基の電気モーターを組み合わせることで、システム総出力1,001hpを発揮。

ちなみにエンジン出力だけだと813hp/9,250rpm、最大トルクは725Nmと十分なスペック。

0-100km/hの加速時間は僅か2.5秒で、0-200km/hの加速時間は7秒未満、最高時速は350km/h”超え”とのことですが、この辺りは自動車系YouTuberが実際に購入して実測値を公開してくれるのではないかと期待。

トランスミッションは新開発の8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)で、新型カウンタックLPI 800-4(New Countach, クンタッチ)まで採用されてきたシングルクラッチからようやく解放されました。

駆動方式は四輪駆動[4WD]のみとなり、電動モーターのみでの駆動も可能なので、普段の街乗りやサーキット乗りまで幅広く活用できるのもポイントです。

ちなみにエンジンフードはガラス?のようにも見えますが、見る角度によっては完全な剥き出しにも見えたり…更にエンジン周りのダクトもランボルギーニのアイコンの一つでもあるハニカム形状に肉抜きされているのもユニーク。

これまでのランボルギーニV12モデルを受け継ぐクラシカルな側面も

サイドビューは、ランボルギーニが過去から採用しているフロントからリヤにかけてヒップアップするようなくさび形で、更にリヤフェンダーアーチが後方に向けて上向きになるところは、マルチェロ・ガンディーニ氏がカウンタックにて取り入れたアイコンとほぼ同じなのもポイントです。

ただランボルギーニCEOであるステファン・ヴィンケルマン氏によれば、リアフェンダーはディアブロのフローティングブレードから着想を得ていて、傾斜したフロントエンドはムルシエラゴからヒントを得るなど、先代以前のV12フラッグシップから取り入れたクラシカルなモデルであることを強調付けています。

ドア開閉は、ランボルギーニのフラッグシップモデルであることを意味するシザードアを継続。

そして気になるボディサイズですが、全長4,947mm×全幅2,033mm(サイドミラー込だと2,266mm)×全高1,160mm、ホイールベース2,779mm、乾燥重量(オイル類などを抜いた車体の重さ)は1,772kg、パワーウェイトレシオ比は1.75kg/psとなっています。

2ページ目:なぜ新型レヴエルトは”Y字型”のデザインを取り入れたのか?インテリアには3つのディスプレイを搭載!