フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)に販売停止命令&リコールとの報道!運転席のシートクッションに不具合アリとの情報で日本仕様も対象か?

生産元が寄居工場のため、おそらく日本仕様も対象になるものと予想される

2022年9月に発表・発売されるも、日本だけでも2万台以上のバックオーダーを抱え、発売後僅か4か月で受注一旦停止となったホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

2026年に適用予定といわれている騒音規制「フェーズ3」までに、現状抱えている2万台以上のバックオーダーを全て捌き切るため、優先的に生産が進められているシビックタイプR(FL5)ですが、何とこのモデルのアメリカ市場向けが販売停止命令の対象になる?!として話題になっています。


原因は運転席のクッション不良のようだ

海外カーメディアCARBUZZ及びアメリカ大手掲示板サイト・シビックⅪフォーラムによると、新型シビックタイプR(FL5)の特定のモデルに対し、運転席のクッションフレームアセンブリに欠陥がある恐れがあるとして、追って米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)より通知があるまで販売停止命令とリコールの両方を届け出るとのこと。

加えてシビックフォーラムに記載されている内容を見ていくと、「不適切な製造により、運転席シートクッションフレームアセンブリの溶接に欠陥があり、きしみ音やガタガタ音、またはシートフレーム溶接部の破損につながる恐れがある。車両衝突時に、破損したシートクッション溶接部が保護機能に影響を与える恐れがある。 シートベルトが外れてしまい、シートに座る乗員が負傷する危険性が高まる」との内容も。

あくまでもアメリカ市場向けの内容にはなるものの、シビックタイプR(FL5)は埼玉製作所の寄居完成車工場にて生産しているため、おそらくアメリカ市場向けだけでなく、日本市場向けや中国市場向けなども対象になるのでは?と推測。

シートのきしみ音やカタカタ音については、ユーザーからも指摘あり

なおシートのきしみ音やカタカタ音といった「異音」については、シビックフォーラムの掲示板にもいくつか投稿されているそうですが、少なからず私に納車されているシビックタイプR(FL5)では、そういった異音は発生していないため、ごく一部の車両に限定した話なのかもしれませんね。

ただ、販売停止命令並びにリコールの届け出までとなると、リコールの対象となるのは一部ではなく2022年9月から生産されたモデルから全てということも考えられるかもしれませんし、仮に日本で国土交通省を通してリコールの届け出があれば、そのときに対象台数並びに具体的な製造時期なども記載されることになるでしょう。

メーカー公式が発表していない以上、あくまでも海外カーメディアや掲示板での情報に留まる内容ではありますが、シビックフォーラムによれば「2023年5月中旬に顧客へと通知されるだろう」との記載があるため、もしかするとゴールデンウィークには公式ホームページでも何かしら動きがあるかもしれませんね。

2ページ目:シビックタイプR(FL5)の販売停止に関する資料もリーク?過去に別の日本製スポーツカーでも販売停止命令が?!