トヨタ新型40系アルファード/ヴェルファイア/レクサス新型LMと競合する中国トランプチ新型E9が世界初公開!PHEVメインで3グレードが設定され、価格は日本円で644万円から

トヨタ製ハイブリッドシステムを搭載した新型M8に続き、EVグレードのみ設定の新型E9が世界初公開!

2023年4月18日、中国にて開催されている上海モーターショー2023にて、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型LM350h/LM500hが世界初公開されましたが、このモデルの直接的な競合になるであろう中国トランプチ新型E9(Trumpchi New E9)が世界初公開されました。

トランプチのフラッグシップミニバンとなる新型E9ですが、トヨタ製ハイブリッドシステムを採用している新型M8よりも更に上位グレードとしてラインナップされ、パワートレインもPHEVの3グレードを展開することが決定しています。

内外装デザイン含め、早速チェックしていきましょう。


新型E9では2種類の顔が存在する模様

こちらが今回、上海モーターショー2023にて発表された新型E9のエクステリアデザイン。

右側の縦型基調となるグリルパターンは、以前発売された新型M8と同じデザイン言語ですが、今回の新型E9では、左側にある通り「Kunpeng Spreading Wings(鲲鹏展翼=こんほうが羽を広げる)」と呼ばれる新デザイン言語を用いたモデルも登場。
※鲲鹏(こんほう):大魚の鯤が大鵬に化することから、至大の活動にたとえるもの

つまり新型E9は、2つの顔を持つことになるわけですが、右側がトヨタ・アルファード(Toyota ALPHARD)とレクサスLM、そしてプジョーを組み合わせたような顔つきで、左側はトヨタ・ノア(Toyota New Noah)のノーマルボディにプジョーを組み合わせたような顔つきに。

まさに羽を広げたかのような迫力ある顔つき

そしてこちらが、新デザイン言語「Kunpeng Spreading Wings」を採用した新型E9。

最上位のPHEVモデルということもあって、6つの水平グリルや上下2つのトリム、更にプジョーの縦型基調の5灯式となる牙型LEDデイタイムランニングライトを彷彿とさせるデザインが印象的で、いかにも中国市場向けの富裕層を狙ったダイナミックなミニバン。

画像を見てもお分かりの通り、水平基調のグリルを設けながら、メッキ調加飾のスポークを用いることでボーダーレス(ピュアEVチック)なデザインへと仕上げられ、更にインテグレーテッド風の顔つきにすることでクリーンな印象を与えています。

見慣れた?感のある「AWAKE LION」のデザイン言語を採用した新型E9

そしてこちらが、スタンダードな顔つきで「AWAKEN LION」と呼ばれるデザイン言語を採用している新型E9。

基本的にはM8の顔つきと同じではあるものの、グリル名称の「AWAKEN LION=目覚めるライオン」にある通り、まるで獲物を捕らえるかのような大口・威嚇をイメージしたデザインは存在感がありますし、何よりも中国がラインナップしているミニバンの中でも最もインパクトのある顔つきではないかと思います。

こちらはサイドビュー。

基本的には、M8のグランドマスターシリーズのアウトライン形状と同じで、しかしサイドスカート周りにある細部のデザインに変更が加えられたり。

より明確な変更ポイントとしては、ウィンドウの上にあるクロームトリムが追加され、窓全体が一体となっているように演出。

リヤビューもM8とほぼ同じで、「時間と空間の門」をイメージしたというテールライトも個性的。

2ページ目:新型E9の豪華なインテリアとグレード別価格帯もチェック!