これはヤバすぎ…フルモデルチェンジ版・レクサス新型LMが世界初公開！日本では2023年秋頃に発売…3列6人／3列7人／2列4人乗りの3グレードで、4人乗りは48インチワイドディスプレイを搭載
レクサスが予想をはるかに超える「超ラグジュアリーミニバン」を発表！
2023年4月18日、中国・上海モーターショー2023にてレクサスのフルモデルチェンジ版・新型LMが発表されました。
レクサス公式プレスリリースにもある通り、本モデルは日本市場でも2023年秋頃より発売予定で、まずは最上級グレードとなる2列4人乗り仕様(排気量2.4L 直列4気筒ターボハイブリッド[eAxle])から導入予定となっています。
その後、時期をずらして最も売れ筋となるであろう3列7人(6人)乗り仕様を発売予定で、こちらは排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン＋新世代ハイブリッド[2WD／E-Four]のラインナップ予定となっています。
早速、新型LMの内外装デザインをメインにチェックしていきましょう。
新世代レクサスを表現するスピンドルボディ採用で、存在感アップと変革を意識
こちらが今回発表された、新型LMのエクステリア。
ヘッドライト意匠については、以前当ブログでもご紹介したリーク画像と全く同じで、L字型を向かい合わせることで、全く新しいZ字型のLEDデイタイムランニングライトを採用し、更にフロントヘッドライトは従来のレクサスにて見られる横に連なる小型三連LEDヘッドライトを搭載。
間近で見てみるとこんな感じですが、センター一文字風に仕上げられているのも印象的。
レクサスの変革と覚悟が見られるエクステリアデザイン
改めてフロントマスクを見ていくと、これは新型RXより受け継がれるスピンドルボディが採用されていて、先代LM300h／LX350にて見られた大口のスピンドルグリルは不採用。
フロントマスクだけを見ると、レクサス車というよりはレクサスをモチーフにした中国メーカーのラグジュアリーミニバンという印象ではあるものの、良くも悪くもレクサスらしくない顔つきで、ある意味レクサスの変革と進化、そして覚悟が感じられるデザインだと思います。
発表当初は「こんなのレクサスじゃない」「レクサスオワコン」といったネガティブな投稿がSNSにて散見されるとは思いますが、何だかんだで国内市場でも売れるとは思いますし、見慣れてくると「意外と悪くないじゃん」という意見に変わって来るのではないかと思います(それもレクサスの狙いであり戦略だと思う)。
TNGAプラットフォーム採用でボディサイズも大きく
ちなみに新型LMのボディサイズですが、全長5,125mm(先代比＋85mm)×全幅1,890mm(先代比＋40mm)×全高1,955mm(先代比＋10mm)、ホイールベース3,000mm(先代比±0mm)と全体的に大柄に。
プラットフォームについては、すべての乗員が快適に過ごせるようフラッグシップMPVにふさわしい乗り心地を目指したTNGAをベースとし、スライドドア開口面積が広く剛性確保が難しいMPVのボディ骨格強化のため、レクサスが一貫して取り組んでいる「素性の刷新」を新型LMでも実践しているとのこと。
これにより、ラジエターサポートブレース／ロッカーストレート構造／リヤ床下ブレース／クォーターピラー部リインフォースメント設定などにより、従来型比で約1.5倍のボディねじり剛性を確保しているのも驚き。
アッパーボディやフロアに採用した構造用接着剤も振動の軽減に効果を発揮しているとのことで、おそらく走行時の振動やねじりもほとんど感じられない、まさに理想的なピープルムーバーへと進化してそうですね。
モデルグレードはLM350h／LM500hの2種類をラインナップ
こちらはサイドビュー。
乗員スペースを最大限に確保した前後方向に抜けの良い開放的なキャビンを設けることを心掛け、更に走りの良さ・乗り心地を想起させる前後タイヤの存在感を強調した造形を融合させることで、躍動感がありながら、上品で伸びやかなLM独自のフォルムを実現しています。
パワートレインも、排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン＋デュアルブーストハイブリッド[eAxle]を搭載するグレード(LM500h)と、排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン＋新世代ハイブリッド[FF／E-Four](LM350h)の2種類をラインナップ。
そしてタイヤサイズですが、17インチアルミホイール(225/65R 17インチタイヤ)と、19インチアルミホイール(225/55R 19インチタイヤ)の2種類を設定しています。
リヤビューもかなり個性的ながらも一文字を採用
そしてこちらがリヤクォータービュー。
かなり個性的な仕上がりと言いますか…色々と疑問に思う部分は多いものの、とりあえずアーチを描くような一文字テールランプに加え、その上部にも水平基調の一文字テールランプ(多分ブレーキランプ？)が搭載されていますね。
間近で見てみるとこんな感じ。
かなり個性的なテールランプ意匠で好みは大きく分かれるかと思いますが、”LEXUS”のレタリングバッジは新型NX／RX／RZと共通で、一文字との親和性を持たせています。