フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)のココがちょっと気になる!「信号待ちのときの”カタカタ”としたエンジン音が煩い」「ウィンカーレバーは結構カタメ」

私の新型エクストレイルe-POWER(T33)も、納車されてもうすぐ5か月が経過する

2022年12月に私に納車されて4か月が経過している、日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。

2023年のゴールデンウィーク期間中は、ミニバン御三家をメインに活用しながらも、近場移動から中距離移動までエクストレイル(T33)を活用することが多く、今回は改めて普段使いしてみて「ここがちょっと気になる」ポイントをメインに見ていきたいと思います。

なお、この「気になる」というのは不満に感じるほどのことでもないため、「エクストレイルもこういうことがあるんだなぁ」という程度に見て頂けますと幸いです。

総じて満足度の高いモデルですし、完成度の高いモデルだからこそ「ちょっと気になるかな」という程度です。


排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジンは停車中だと思った以上に煩い

まずは、エクストレイルe-POWER(T33)のエンジン音について。

シリーズハイブリッドe-POWERは、ガソリンエンジンで発電用モータを動かすことによって発電し、その電力をリチウムイオンバッテリーに蓄えたり直接走行用モータに供給するシステム。

そしてそれらの電力で走行用モータを駆動し走行するものになりますが、トヨタやホンダのハイブリッドシステムとは異なり、エンジンとモータの駆動力によって走行できるわけではないため、例えばアクセルを踏み込んだ時のエンジンが高回転まで吹き上がるようなサウンドは無し。

初めてe-POWERを体感すると、疑似的な電気自動車という感覚で運転することになるため、いうなれば走行中はエンジンの唸るような大きな音は感じにくいのですが、一方で停車しているときのVCターボ特有の”カタカタ”とした大きな音が気になる所。

このカタカタとした大きなエンジン音が発電中のため、ある程度のレベルまで発電・充電が完了しないとエンジン音が収まることはないんですね。

しかもこのエンジンによって発電している間、足もとのフロアやステアリング、ペダルにも若干の振動が伝わってきていて、場合によってはメーターフードでもビビリ音が発生するぐらいに振動が伝わってくるため、この点はちょっと気になるぐらい。

決して不満に感じているレベルではなく、あくまでもちょっと気になっている程度の話ではあるものの、先日私に納車された新型セレナe-POWERルキシオン(New Serena e-POWER LUXION)の排気量1.4L 直列3気筒自然吸気エンジンの方が、”カタカタ音”は感じられず、低回転のエンジンを感じ取れるぐらいです(そう考えると、排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジンの発電時はそこそこ煩い方かもしれません)。

ちょっと意外…エクストレイルには先行車発進お知らせ機能が搭載されていない

続いては、エクストレイルに先行車発進お知らせ機能が搭載されていないこと。

先行車発進お知らせとは、自車と先行車が停止したあと、先行車が発進しても自車が停止し続けた場合に、ブザー音とアドバンスドドライブアシストディスプレイの表示でお知らせするものですが、意外にもエクストレイルには全グレードにおいて搭載されていないんですね(軽EVの新型サクラには搭載されている)。

なぜエクストレイルでは先行車発進お知らせ機能が搭載されていないのかは不明ですが、長時間運転時の信号待ちのときは、こういった機能に助けられるときもあるため、個人的には重宝している機能の一つです。

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