(2023年)フルモデルチェンジ版・ホンダ新型CR-Vが欧州でも発表!バッテリーのみで航続距離82kmを実現したe:PHEVも設定…何とリヤシートは「8段階のリクライニング調整」が可能に
ようやく欧州市場向け新型CR-Vが世界初公開!
2022年夏頃に北米市場向けとしても発表・発売され、中国市場でも発表されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型CR-Vですが、遂に欧州市場向けも発表され内外装デザインが公開されました。
欧州市場向けに関しては、ハイブリッドe:HEVモデルと、プラグインハイブリッドモデルのe:PHEVの2種類が設定される予定で、e:PHEVは欧州ホンダブランドとしては初めて。
本モデルは、ドイル・オッフェンバッハにあるホンダ欧州R&Dセンターにて開催されたメディアイベントで公開され、ピュアEVクロスオーバーの新型e:Ny1と、e:HEVを設定する新型ZR-Vとともに発表されました。
新型CR-Vのエクステリアをチェック!北米市場向けとの違いは?
こちらが今回公開された、欧州市場向け新型CR-Vのエクステリア。
2022年7月頃に北米市場向けとして発表された新型CR-Vと全く同じようにも見えますが、フロントバンパーなどの細部のデザインが変更されていて、グリルパターンやバッジの変更など、微妙な差別化が行われているとのこと。
こちらが、北米市場向けとして発表された新型CR-Vのフロントマスク。
確かにフロントロアバンパーのデザインは異なりますし、フロントグリル意匠も若干異なっていることが確認できますね。
欧州市場向けとしては初めてとなるe:PHEVを新設定!
フロントロアバンパー周りをシャープなデザインにまとめることで、より精悍な顔つきへと変化した欧州市場向け新型CR-Vですが、中国市場以外では初めてとなるe:PHEVが設定されたため、上の画像の通り左フロントフェンダー付近にバッテリー充電ポートも追加しています。
ボディサイズにおいては、先代よりもホイールベースが+40mm延伸され、室内空間の後席足もとスペースは16mm広くなっているとのことで快適性は向上しているとのこと。
トランクスペースも先代比+18%広くなり、更にリヤシートもリクライニング調整が8段階になっているとのことですから、がっつりと寝かせて寛げるというのも大きなポイントかもしれません。
欧州市場向けはガソリンモデルの設定が無い
あと北米市場向けとの違いについては、欧州市場向けはガソリンモデルの設定がなく、基本的にはEVグレードの設定しかないのもポイント。
排ガス規制や騒音規制の絡みも影響しているとは思いますが、e:PHEVモデルではバッテリーのみでの航続可能距離82kmを実現しており、バッテリー温度が摂氏25度(華氏77度)の場合、フル充電は2.5時間にて完了します。
いわゆる通勤用などに使用される場合は、片道40kmでもほとんどガソリンを使用することはないため、維持費の面でも非常に助かる一台ではないかと思います(但しガソリンを使用しなさすぎて警告が出る恐れもある)。