フルモデルチェンジ版・日産の新型キックスはこうなる?2024年にデビューとの噂で、新型ノートと同じCMF-Bプラットフォームがベースになるか

2023年4月10日に20万円以上値上げしたばかりだが、FMCで更に値上げともなれば一体いくらになる?

2023年4月10日に、材料費や物流費、更には電気代の高騰で車両本体価格がアップした日産キックスe-POWER(Nissan New Kicks)。

この他にも、フルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(New X-Trail e-POWER, T33)やエルグランド(Elgrand)、キャラバン(Caravan)、ADなども一斉に値上げとなりました。

おそらく、日産だけに限らず他の自動車メーカーでも値上げが続くのではないかと予想されますが、こうしたネガティブな情報が絶えないなか、フルモデルチェンジ版・新型キックスが2024年にデビューする?との噂が浮上しています。


プラットフォームは新型ノートと同じCMF-Bプラットフォームがベースになる?

via:MagX

2024年に次期キックスがデビューすると報じているのは、国内自動車情報誌マガジンXさん。

本誌の情報によると、新型キックスはジューク(Juke)をラインナップしていない市場を中心に展開される可能性があるとのことで、欧州やオーストラリア市場以外となるアメリカや中国、そして日本市場などでの販売が予想されています。

現行キックスでは、旧世代のVプラットフォームをベースに排気量1.2L 直列3気筒自然吸気エンジン+新世代シリーズハイブリッドe-POWERが搭載されていますが、どうやらフルモデルチェンジのタイミングで新型ノート(New Note)シリーズにて採用されているCMF-Bプラットフォームが搭載される可能性が高いとのこと。

ボディサイズとしては、現行モデルが全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,605mmとなるのに対し、新型では全長4,300mm×全幅1,760mm×全高1,600mmと、全長+10mm/全幅±0mm/全高-5mmとロング&ローのスタイリングとなり、若干の快適性とスポーティな走りを提供することが期待されます。

そしてもう一つ気になるのがパワートレインだと思いますが、現行の排気量1.2L 直列3気筒自然吸気エンジン+e-POWERに対し、ピュアEV化も期待されているものの、マガジンXさんの見解によれば「生産地と主力マーケットが南米や東南アジア」であることから、全仕向け地でのe-POWER化が妥当であることや、バッテリー価格の高騰を受け、最小限の値上げに抑えるためには、ピュアEV化はまだ妥当ではないという判断なのかもしれません。

具体的にどういったエンジンが搭載されるかまでは不明ですが、現行ノートのCMF-Bプラットフォームがベースとなり、現行キックス/現行ノートともに同じエンジンを搭載しているということであれば、排気量1.2L 直列3気筒自然吸気エンジンを継続して開発コストを抑え、新世代シリーズハイブリッドe-POWERの出力/トルク/燃費性能を向上させることに注力するのではないかと推測。

次期キックスe-POWERは、いくらぐらいになることが予想される?

ちなみに値上げ後の現行キックスe-POWERのグレード別価格帯は以下の通りで、ここから更に値上げするともなれば、最安値でも300万円超えは避けられないでしょうし(あくまでもe-POWERだけのグレードだった場合)、最上位グレードAUTECHともなると380万円~400万円は避けられないかもしれませんね(おそらく予防安全装備も進化することが濃厚)。

【(2023年)新型キックスe-POWERのグレード別価格帯一覧(10%税込み)】

◇X:[2WD]2,998,600円(従来比+200,200円)

◇X:[4WD]3,261,600円(従来比+200,200円)

◇Xツートンインテリアエディション:[2WD]3,108,600円(従来比+200,200円)

◇Xツートンインテリアエディション:[4WD]3,371,500円(従来比+200,200円)

◇特別仕様車Xスタイルエディション:[2WD]3,218,600円(従来比+200,200円)

◇特別仕様車Xスタイルエディション:[4WD]3,481,500円(従来比+200,200円)

◇AUTECH:[2WD]3,407,800円(従来比+222,200円)

◇AUTECH:[4WD]3,670,700円(従来比+222,200円)

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