ホンダ新型ZR-Vのオーナー&納車待ちの方は要注意!「スマートキー①で解錠した場合と②で解錠した場合では、それぞれ車両設定を統一に」「AWDでも燃費はFFのカタログ超え」

新型ZR-Vの機能を理解して使いこなしていこう!

2023年5月に私に納車された、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[AWD]。

前回のブログでは、ZR-Vが納車されたら設定しておきたいポイントや、スマートキーの特徴についていくつかご紹介してきました。

ただその一方で、便利に思える機能が「ちょっと面倒」「これは注意が必要だな…」と思える部分も見られたので、今回はそれを紹介していきたいと思います。

もちろん、スマートキーの特性を理解していればとても便利に思える機能だと思いますから、これからZR-Vが納車される予定の方や、既に納車されている方も参考にしていただけますと幸いです。


スマートキー①と②では、それぞれ車両設定は独立に設定されるので注意

まずは新型ZR-Vの車両設定について見ていきましょう。

前回のブログにて、スマートキーには➀と②で番号が振り分けられていて、それぞれでZR-Vのドアを解錠(アンロック)すると…

・スマートキー①で解錠=パワーシートメモリー➀が作動

・スマートキー②で解錠=パワーシートメモリー②が作動

ということをお伝えしました。

ZR-Vの上位グレードZ/e:HEV Zには、電動パワーシートメモリーが最大2種類設定可能で、パワーシートメモリー➀を妻用に調整し、パワーシートメモリー②を私用に調整しているので、スマートキー①を妻が持ち、②を私が持っていれば、それぞれのキーで開けたときに自分自身の最適なシート位置に調整された状態で運転できるのはグッド。

ただその一方で注意しなければならないのが「車両設定」。

これは前回のブログでもお伝えしましたが、ZR-Vを購入した上でおススメしていた「車両設定」に「降車時オートドアロック」という機能があり、エンジンを切った状態でキーを持って車両から離れると、自動的に車がロック(施錠)されるという便利機能で、施錠忘れを避けることができます。

スマートキー①で解錠した場合と②で解錠した場合では、降車時オートドアロックがどちらもON設定になっているわけではない

実はこの機能、スマートキー①と②でそれぞれ独立設定される仕様なので、言い方を変えれば、スマートキー①で降車時オートロックを”ON”に設定していても、スマートキー②では降車時オートドアロックは”OFF”のままになっている可能性があります(納車時のデフォルトは➀と②の両方ともにOFFのままになっている)。

改めてZR-Vの「車両設定」を見ていきましょう。

上の画像の赤四角にある通り、「車両設定|Driver 2」と表示されていることが確認できますが、これはスマートキー②で解錠したため。

スマートキー①で解錠したら「車両設定|Driver 1」と表示されます。

Driver 1では降車時オートドアロックはONに設定していたが…

スマートキー②で「車両設定」→「ドア設定」を見てみると、「降車時オートドアロック:OFF」になっていることが確認できますね。

これは降車時オートドアロックに限らず、他の車両設定もデフォルトのままなので、仮にスマートキー①と同じ設定に統一したい場合は、スマートキー②で再度解錠して同じように設定する必要があるので、便利なようでちょっと面倒です。

ちなみに、こういった独立した機能はトヨタや日産にもあり、エンジン始動時にゲストでログインするか、ユーザーログインするかで車両設定が異なることがあります。

特にトヨタの場合は、メーカーオプションの「ドライブレコーダー」がOFFの状態で工場出荷されているので、この機能をONにしておく必要があるわけですが、ユーザーログインとゲストログイン時では、それぞれOFFのままで設定されているので、どちらもONにしておく必要があるので注意してください。

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