YouTuberがランボルギーニ・ウルスで50時間ドライブにチャレンジ→運転撮影中に他車を巻き込む事故→車に乗っていた5歳児が死亡しドライバーは逮捕

なお事故したランボルギーニ・ウルスはチャレンジ用に準備されたレンタカーだった模様

2023年6月17日時点でチャンネル登録者数60万人の海外YouTuber TheBorderlineチャンネルの人物3人や他の男が、レンタルしたランボルギーニ・ウルス(Lamborghini Urus)にて50時間連続で運転するYouTubeチャレンジのための撮影中、別の車と衝突する事故を起こし、相手方の車に乗っていた5歳児が死亡したことが明らかとなりました。

YouTubeでの企画やドッキリ内容が日々過激化するなか、特に車を使ったチャレンジや企画においては、「車を破壊」「事故してみた(ドッキリ系)」「車上荒らし・盗難(ドッキリ系)」「いたずらしてみた」等、どれも炎上しそうな内容が多いのですが、今回の内容は少し方向性が異なる上に死亡事故にまで発展した危険な内容でもあります。

一体なぜこのような事故が起きてしまったのか?ランボルギーニ・ウルスでのYouTubeチャレンジにて撮影していたというTheBorderlineチャンネルとはどういう人物なのか見ていきましょう。


事故に巻き込まれた男児以外に、母親や妹も重傷

こちらが今回、イタリア・ローマの公道にて発生した死亡事故。

手前の車が、事故で被害を受け、車内に乗っていて5歳児が死亡したというスマート・フォーフォー(Smart ForFour)。

そしてその奥のブルーカラーが、YouTubeチャレンジ用にYouTuberがレンタルしたというランボルギーニ・ウルス。

イタリアメディアの報道によると、今回の事故によりフォーフォーに乗っていた5歳の男児が死亡し、その母親と妹が負傷。

事故を起こしたのはYouTuberではなく、YouTuberに協力していたインフルエンサーが事故を起こした模様

一方でウルスを運転していたイタリア・ソーシャルメディアインフルエンサーのマッテオ・ディ・ピエトロ氏含む5人は無事で、現在も警察による捜査が進められているそうです。

当局によると、ディ・ピエトロ氏は事故当時、ブルーのウルスに乗っていた5人の若者のうちの1人で(他3人はYouTubeチャンネルのTheBorderlineが乗っていた)、 このグループは連続50時間過ごすことを要求されるソーシャルメディア(YouTube)チャレンジに参加していたとのこと。

そのため、ウルスを運転していたのはYouTuberのTheBorderlineのメンバーではなく、このメンバーに協力していた男ということになりますが、海外メディアや国内メディアのややこしい報道により、「YouTuberのTheBorderlineメンバーがウルスを運転して死亡事故を起こした」という風に誤った認識で更にややこしい事態になっているのも事実。

なお、このチャレンジでは、成功した人に賞品が与えられる可能性があったとのことですが、このような悲劇的な事故によりYouTubeチャレンジは即中止となりました。

ウルスのドライバーはあおり運転をしていた?

報道によると、ディ・ピエトロ氏はスピードを出して追い越しを試みた際、他のドライバーを「挑発(いわゆる煽り運転?)」。
※果たしてどれぐらいの速度にて走行していたのかは不明ですが、こちらもウルスに装着されていたドライブレコーダーなどにて調査しているとのこと

その際、5歳の男児と4歳の妹、35歳の母親が乗る乗用車と正面衝突し、男児はその場で死亡し、妹と母親は負傷して病院へと搬送されたそうです。

事故直後については、現地スコティッシュ・サン紙の取材に応じた目撃者によると「数分以内に多くの人が事故現場にやって来て、その子に応急処置をしていたが、あまりにも凄惨な現場だったために近づくことができなかった」と語っています。

2ページ目:ウルスを運転していなかった男性にも厳しい声が…TheBorderlineチャンネルはどのようなYouTubeチャンネルなの?