フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアの実車を見ていて現場の声が聞こえてきた。「金額」と「納期」が主で、あとはネガティブな話ばかりだった件
新型アルファード/ヴェルファイアの仕上がりよりも、「そもそも購入できるかどうか」が一番の話題になっていた気がする
2023年6月1日に発表・発売された、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。
前回のブログにて、本モデルの実車を拝見しての感想に加え、実車を見に来ていたお客さんの声を一部まとめてみると、「金額が高過ぎる」「販売方法が酷い。買わせる気ないですよね?」などの不満の声が多数。
実車の内外装デザインの仕上がりや感想よりも、そもそも購入できるのかどうか?というところの疑問が圧倒的に多かったように感じられ、トヨタの販売方法に対する疑問はもちろんですが、このご時世特有ともいえる「購入可否」が、今のお客さんが最も気にするポイントになっているのかもしれません。
実車を見ていて聞こえてくる、現場・お客さんの声をまとめてみた
早速、新型アルファード/ヴェルファイアの実車を見てのお客さんの声をまとめていきましょう。
たまたま聞えて来た内容をまとめているだけになりますので、深堀できていないポイントがほとんどですが、最も興味深かったことは、車両の良し悪し以外のところでした。
◇どうして先代30系アルファード/ヴェルファイアよりも、こんなに高くなったのか?
◇この車って抽選?それとも忖度?どんな売り方をするの?
◇ランクル300みたいに誓約書とかあるって本当なの?
◇納期ってどれぐらいなの?
◇今乗ってる先代以前のアルファード/ヴェルファイアの下取りっていくらぐらいなの?
◇先代30系の中古相場って高い?今なら高く売れるかな?
以上が、実車を見てのお客さんの声を簡単にまとめた内容になりますが、上の一覧にもある通り、アルファード/ヴェルファイアの仕上がりや完成度、特徴よりも、「金額の高さ」や「そもそも購入できるのかどうか」「納期」がほとんど。
どんなに完成度の高い車でも「そもそも購入できなければ意味が無い」
確かに、どんなに完成度の高い車であっても「そもそも購入できなかったら意味が無い」というのが正直なところで、部品供給や半導体供給が回復してきたとはいえ、大人気モデルの長納期化はまだまだ解消しそうにもないですし、そういった中で「早く、確実に」入手したいという方もとても多いと思うんですね。
なかには「全額先に支払うから、枠おさえといてよ」といった方もいらっしゃいましたし、このお客さんの声に対してスタッフさんは「色々な決まり・制約がある関係で、現金・キャッシュ一括は逆効果なんですよ。残クレやローンの方が、もしかすると対応は早くなるかもしれません」とやんわりと対応していたのも印象的でした。
ここまでデリケートな話だけが周りから聞こえてくるのも珍しいと思う
車そのものよりも「経済面や納期、購入条件なども含めて買えるかどうか」というところを気にしている方がほとんどで、実車近くにいた販売店スタッフさんも少々困惑気味。
なかには、アルファード/ヴェルファイアのエクステリア周りを”ササっ”とだけ確認して、その後スタッフさんに「この車ってまだ買えるんですか?納期ってどれぐらいかかります?納車されてからは1年間は売っちゃダメなんですよね?」と質問しているお客さんもいらっしゃり、改めてこういったデリケートな質問が当たり前のように飛び交っているのを見ると、今後登場するであろう新型車も同様のやり取りが行われるのかもしれません。