まさかの40系アルファードに2.4Lターボ設定?!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアがマレーシアでも発表!日本仕様のアル2.5L GASが輸出・転売の恐れも?
日本仕様と異なるパワートレインなのもユニークだが、日本仕様が早期的に輸出・転売される可能性も高そう
2023年6月21日に発表・発売された、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。
日本市場では、新型アルヴェルに以下のパワートレインが搭載されています。
[アルファード]
・排気量2.5L 2AR-FE型直列4気筒自然吸気エンジンのガソリンモデル
・排気量2.5L A25A-FXS型直列4気筒自然吸気エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドモデル
[ヴェルファイア]
・排気量2.4L T24A-FTS型直列4気筒ターボエンジンのガソリンモデル
・排気量2.5L A25A-FXS型直列4気筒自然吸気エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドモデル
こうして見ると、アルファードはデザインの方向性含めてノーマルボディ&ラグジュアリー志向のショーファーカー、ヴェルファイアはエアロボディ&スポーツ志向のドライバーズカーという位置づけになります。
その一方で、2023年7月3日に発表されたマレーシア市場向けの新型アルファード/ヴェルファイアのグレード構成と価格帯が判明し、その内容が日本市場向け大きく異なるとして話題になっています。
何とマレーシア市場向けは、アルファードに2.4Lターボ、ヴェルファイアに2.5L NAを設定!
早速マレーシア市場向け新型アルファード/ヴェルファイアのグレード構成やパワートレインをチェックしていきましょう。
本モデルについては、マレーシアにおけるトヨタとの合弁事業企業であるUMWトヨタモーター(UMWT)にて販売されるとのことで、グレードもアルファード/ヴェルファイアそれぞれ1種類のみの設定となっています。
まずアルファードのパワートレインとグレードですが、何と日本市場ではラインナップされていない排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジンを搭載するEXECUTIVE LOUNGE(エグゼクティブラウンジ)のみをラインナップ。
前述にもある通り、日本市場向けは排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンをベースにしたガソリンモデルとハイブリッドモデルの2種類をラインナップするものの、マレーシア市場ではアルファードに2.5Lエンジンベースの個体はラインナップしないようですね。
ヴェルファイアにEXECUTIVE LOUNGEの設定無し
続いてはヴェルファイアですが、どうやらこちらは排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデルの一択のみで、最上級グレードEXECUTIVE LOUNGEの設定は無し。
つまり立ち位置的には、マレーシア市場だとアルファードの方が上位モデルになり、ヴェルファイアが下位モデルという立ち位置になるようで、それぞれにハイブリッド(HEV)モデルの設定は無しということに。
[日本市場向け]アルファード2.5LガソリンZ → [マレーシア市場]ヴェルファイア2.5Lガソリン
[日本市場向け]ヴェルファイア2.4LターボZプレミア → [マレーシア市場]アルファード2.4LターボEXECUTIVE LOUNGE
日本仕様のアルファード2.5Lガソリンやヴェルファイア2.4Lターボの輸出も懸念?
日本市場とは大きく異なるラインナップを見ていくと、ゆくゆくは日本仕様のアルファード2.5LガソリンZや、ヴェルファイアの2.4LターボZプレミアが輸出される可能性も高そうですし、早期的に日本国内でもユーザー向け納車後に早期的に転売・輸出の波が押し寄せてきそう(あくまでも私の勝手の推測ですが…)。
っというか、どうして日本から輸出されそうなグレード構成をトヨタが考えたのかは疑問に思う所で、日本仕様と同じグレード構成にしていれば、それこそ悪質な輸出や転売を防げるのでは?とも思ったり(これだとあからさまに輸出してくださいと言っているような気もしますが…)。