えっ、いつの間に?ビッグマイナーチェンジ版・(米)日産の新型フェアレディZ(RZ34)が”シレッ”と値上げしていた件。日本市場向けも近日中に一部改良と値上げとの噂も
新型フェアレディZ(RZ34)の納車がほとんど進んでいない状況での値上げはさすがに厳しい
2022年7月に日本市場向けとして発売されるも、僅か1か月足らずで即受注一旦停止となり、更には受注停止からもうすぐ1年が経過しようとしている、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)。
日産からは今後の生産スケジュールや納期など、具体的な報告は一切なく、しかしスローペースながらもユーザー向けの納車が行われているようです。
そんなフェアレディZ(RZ34)ですが、2023年7月上旬時点で”シレッ”と北米市場向けの車両本体価格が値上げされていることが判明。
おそらくこの流れにあわせて、日本市場向けも値上がされる可能性が高そうですが、日本市場向けではどのような改良が行われ、どれぐらい値上がされることが予想されるかチェックしていきましょう。
2023年モデルのグレード別価格帯をおさらいしていこう
2024年モデルの北米市場向け新型フェアレディZ(RZ34)のグレード別価格帯をチェックする前に、ビッグマイナーチェンジ後に発売された際の価格帯をおさらいしておきましょう。
北米市場では、エントリーグレードSportと上位グレードPerformance、そして特別グレードProto Specの3グレードに展開され、各グレードに6速MTと9速AT+パドルシフト付がラインナップされますが、基本的に6速MTと9速ATの価格帯は同じ。
【(2023年)北米市場向けフェアレディZ(RZ34)のグレード別価格帯一覧】
◇Sport:[6MT or 9AT]39,990ドル(日本円に換算して約575万円)
◇Performance:[6MT or 9AT]49,990ドル(日本円に換算して約719万円)
◇Proto Spec:[6MT or 9AT]52,990ドル(日本円に換算して約763万円)
※1ドル=143.90円にて換算(2023年7月7日時点での為替を参照)
2023年モデルのグレード別価格帯は以上の通りとなります。
こうして見ると、排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載する後輪駆動(FR)スポーツカーで、スタートプライスが40,000ドル未満というのがどれだけ高コスパだったかがわかりますね。
2024年モデルの新型フェアレディZ(RZ34)のグレード別価格帯をチェックしていこう
ここからは、2024年モデルとなる北米市場向け新型フェアレディZ(RZ34)のグレード別価格帯をチェックしていきましょう。
【(2024年)北米市場向け新型フェアレディZのグレード別価格帯一覧】
◇Sport:[6MT or 9AT]40,990ドル(日本円に換算して約590万円)
◇Performance:[6MT or 9AT]50,990ドル(日本円に換算して約734万円)
◇Proto Spec:[6MT or 9AT]53,990ドル(日本円に換算して約777万円)
※1ドル=143.90円にて換算(2023年7月7日時点での為替を参照)
以上が、2024年モデルの北米市場向け新型フェアレディZ(RZ34)のグレード別価格帯となります。
こうして見比べてみると、全グレード共通で+1,000ドル(日本円に換算して約14.3万円)アップしているのが確認できますね。
加えて日本では抽選限定240台のみ販売された特別仕様車Proto Spec(プロトスペック)が、引き続きアメリカでは販売を継続していることがわかります。
ディスプレイオーディオとステアリングの物理スイッチが無塗装ブラックの樹脂タイプに?
ちなみに北米市場向け新型フェアレディZ(RZ34)の内装を見ていくと、日本市場向けのように8インチNissan CONNECTディスプレイオーディオの直下に設けられた各種物理スイッチ類やステアリングホイール上の多機能型物理スイッチがピアノブラック調ではなく、なぜか無塗装ブラックの樹脂のように見えるのも気になる所(北米向け専用のブルー内装は、各種スイッチ類がピアノ調ブラック仕上げになっている)。
元々北米市場向けは無塗装ブラックだったのか、それとも今回の一部改良でスイッチ類をトーンダウンさせたのかは不明ながらも、日本市場向けの一部改良でも同様の変更が行われるのかは不明。