フェラーリがサプライズでワンオフレーシングモデルの新型KC23を発表!何とベースは前澤友作さんにも納車された488GT3 Evo!塗装に「液体金属」を使用

SF90XXだけでなく、更にぶっ飛んだワンオフレーシングモデルを発表してきたフェラーリ!

2023年7月11日、フェラーリが突如として究極のワンオフレーシングモデルとなる新型KC23を世界初公開しました。

このモデルは、あの日本人実業家である前澤友作さんにも納車された488GT3 Evoをベースにしたという、世界に一台しか存在しない特別なレーシングカー。
注)前澤友作さんに納車されたワンオフモデルではない

そのため、公道での走行が許されないサーキット専用車両になりますが、前回発表された新型SF90XXストラダーレ(Ferrari New SF90 XX Stradale)/SF90XXスパイダーとは異なり、更にエクストリームで常人には理解できないオプションが設定されているようです。


開発期間は「3年以上」!これが新型KC23のエクステリアだ!

こちらが今回、3年という長い年月をかけて開発されたフェラーリのワンオフレーシングカーとなる新型KC23のエクステリアデザイン。

上述にもある通り、このモデルはサーキット専用車両のため、ナンバープレートは装着されず、フロントヘッドライトも最小限のコンパクトサイズに。

ドア開閉は上に開くバタフライドア

ベースとなるモデルは488GT3 Evoですが、何とドア開閉は横開きのヒンジ式ではなく、マクラーレンなどに採用されるバタフライドアを採用しています。

そしてデザインテイストとしては、488GT3 Evoの名残というよりも、ヴィジョン・グランツーリスモや499Pといったハイパーカーのスタイリングから着想を得ていることがわかりますね。

液体金属を使用したボディカラー名は「ゴールドマーキュリー」

エクストリームでありながらも、空力特性を考慮した丸みを帯びたボディはフェラーリらしさがあり、エアインテークを開く電動サイドボディパネルによって実現されるアクティブエアロなど、この点も488GT3 Evoからの大幅な変更ポイント。

更にレーシングカラーは廃止され、4層塗装を採用した液体金属によるアルミニウムのような仕上げを特徴とした新色「ゴールドマーキュリー」が採用されていますが、おそらくこのボディカラーだけで数千万円オプション費用が発生しているものと予想されます。

巨大リヤウィングは外すことも可能

フェラーリ曰く、このモデルを購入したオーナーは「非常に想像力に富み、情熱的で厳格な、そしてフェラーリにとって特別な顧客」と語っており、更にリアエンドには、より滑らかな外観にするためにオプションで取り外すことのできる巨大リアウイングも装備しています。

こちらがリヤウィングを外した姿のKC23。

サーキットモデルでおまけにガラスエンジンフードなども採用されていないため、後方視界は絶望的ですが(その分空気の流れを大幅に改善)、あらゆるところにカメラ(サイドミラー含む)が内蔵されているため、車内のデジタルインナーミラーで確認可能。

2ページ目:何とKC23が2023年7月13日より開催のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023にて出展?!